ジェフ・ゴールドスミス日記

ファッションとグルメ以外のこと。

クッド・アイブ・ビーン・ソー・ブラインド

もう何年も前に手放してしまいましたが、私は中古のスカイラインに乗っておりました。親戚から超格安で買ったものです。昭和62年式、R31でした。

そにてこの話は、もう7~8年前の出来事です。

ある日、車に乗って出かけようと月極め駐車場に行くと、我が愛車の車高が不自然に下がっているではありませんか。しかも、なんか傾いている…

そう、タイヤがパンクさせられていたのです。

タイヤに穴を開けらたのではなく、バルブが壊されていました。初めての経験で何をどうしたらよいか分からず動揺しましたが、兎にも角にも警察に連絡することにしました。もう、急いでどうなることもないので、110番に電話ではなく、近くの交番まで行きました。

交番には、中年というか、初老近い年齢のお巡りさんひとりだけがおりました。カクカクシカジカと事情を説明し、いくつかの質疑応答があり、指の指紋を摂られました。ん?よく考えたらおかしいぞ?被害者の指紋て摂るのか?

…と、まあそれはいいいとして、話を進めます。

お巡りさんと私、2人が交番内にいるところへ、中年の女性が入ってきました。たしか、自転車が盗難に逢ったとかなんとかだと思います。私の調書はまだ途中でしたが、お巡りさんはとりあえず入ってきた中年女性の話を聞きはじめました。私が、その話の終わるのを座って待っているところに、今度はなんと小学生が、手にスズメのヒナを持って入ってきました。巣から堕ちてしまったのを拾ったと主張しております。お巡りさんは、警察ではどうにも出来ないということで、市役所に電話をかけました。たしか環境課とか、その類の部署だったと思います。その電話の最中、今度はもう一台の電話が鳴り出しました。お巡りさんは、市役所との電話は繋いだまま、後からかかってきた電話をとりました。

お巡りさんは両耳に受話器を当てた格好で「あ、はい。はい。ああ、ぅぅっ!それは…後で!少し経ったらかけて!」と、かかってきた電話を切りました。

両耳で電話って、コント以外で始めて見たよ!!!!!!!!!!!!

これで、このお話はおしまいです。

あ、私は帰宅し、その後1時間くらい経ってお巡りさんはカブに乗って、私の車が置いてある駐車場へと現場検証に来ましたが、とくに事態が好転することはありませんでした。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

警察官―お巡りさん事件です (1984年) (はたらく姿に学ぶ仕事日記)警察官―お巡りさん事件です (1984年) (はたらく姿に学ぶ仕事日記)

(1984/02)

井上 英峰

商品詳細を見る