今度こそ、①、②、③に引き続き、“秋になると聴きたくなる音楽”の4回目だ。
ロン・セクスミス / ロン・セクスミス (1996)
ロン・セクスミスは、デビューしたときにエルヴィス・コステロが絶賛していて、コステロがアルバム『オール・ディス・ユースレス・ビューティ(All This Useless Beauty)』のツアーで来日した際に前座に起用していた。その新宿厚生年金会館でのライヴを俺も観ているのだ。
たしか本人と、アコーディオン、小さなサイズのドラム・セットを叩くドラマーとの3人編成だったかな?「コステロ大絶賛」という宣伝文句とともに、前座で出ることが前もってインフォメーションされていたので、コステロのファンにもけっこう暖かく迎えられていたと思う。
凄く素朴で誠実な音楽っつう感じで良かった。シンプルな音に飾らない歌声で「秋の夜長に」といったところか。
なんか、このファースト・アルバムのジャケ写はあどけない少年みたいに写っているけど、実際はけっこうな大男だったような記憶がある。
RON SEXSMITH (1996/08/21) ロン・セクスミス 商品詳細を見る |
トム・ペティ / ワイルドフラワーズ
Tom Petty / Wildflowers
やっと最後まできたぜ。トリはトム・ペティだ。
ハートブレイカーズが参加しているけどソロ名義でのリリースになっていて、バンドでのアメリカン・ロックンロールと違ったアコースティック・サウンド中心の音なんだけど、ヒップホップからオルタナティヴ・ロック、メタルまで手掛けるリック・ルービンのプロデュースによって音がビシっと立っていてメチャメチャかっこいい!
方向性としては枯れる方に行ってる感じなんだけど、音の鮮度がいいから単に歳食った音楽じゃなくて、しっかりと若々しくパッケージされていて、まったく退屈なところがないんだよね。
まさに「味わい!」って雰囲気で、毎年「そろそろ秋が深まる」ってときに聴いちゃうんだなあ…
Wildflowers (1994/10/21) Tom Petty 商品詳細を見る |
そんなこんなで、ボ、ボクは、秋が…大好きなんだなあ。