ジェフ・ゴールドスミス日記

ファッションとグルメ以外のこと。

キミはどんとくらい

スーパーグラス / スーパーグラス (1999)

Supergrass / Supergrass

セルフ・タイトル、ジャケットのデザインから『Xレイ・アルバム』と呼ばれるこの3rdアルバム。

デビュー・アルバムの頃はその若さを爆発させた作風でブリット・ポップの波に乗っていた彼らだったが、この作品では憂いのあるメロディ・ライン、ルーツ・ミュージック的なアコースティック楽器やストリングスの導入など、曲に深みが出ている。

単に渋好みなだけでなく、ダンス・ミュージックを取り入れたりと、その肉体性は健在だ。

やばい!ここまで誰でも知ってるような薄っぺらいことしか書いてないぞ・・・

えっと、えっと・・・アルバム冒頭の名曲『ムーヴィン(Moving)』のメロウなパートは、ピンク・フロイドの『ドッグ(Dogs)』に似ているね!雰囲気が。

デビューのころは「メンバーが若い!」と話題になったが、ヴォーカルのギャズはとうに30歳を超えているのか・・・

最初は「このガキゃあ・・・」という印象だったが、実はいつの間にか後進のバンド、しかもその後のシーンにおいてかなり重要なアーティストたちに多大な影響を与える存在となっていたようだ。

で・・・本日、バンドの解散が発表された。6月にパリで行われるライヴが最後になるそうだ。

ブリット・ポップ・ムーヴメントの渦中にいたバンドは既にほとんど解散しているが、スーパーグラスはメンバー・チェンジもなく(増えることはあったが)ここまで活動していたのだ。

SUPERGRASSSUPERGRASS

(1999/09/08)

スーパーグラス

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