ジェフ・ゴールドスミス日記

ファッションとグルメ以外のこと。

オイラはRock’n Rollを愛しRock’n Rollはあの娘を愛し あの娘はオイラを愛してる

私は、明治神宮外苑の『いちょう祭り』と『クラシックカーフェスタ』に行こうと、電車に乗り込んだのであった。

東武伊勢崎線半蔵門線直通の快速で青山一丁目を目指した。電車が春日部駅を出発してしばらくすると寝入ってしまい…どころか超激爆発睡してしまい、気がついたのは、なんと青山一丁目のひとつ先、表参道駅を電車が出るときだった。どの時点で眠ったのか、仮に越谷駅からだとしても、1時間近く寝ていたことになる。前日、寝不足だったにもかかわらず、今朝早起きをして出てきた。何故ならその方が休日が長いから。そしたら、電車を寝過ごしてしまった。とりあえず一駅戻ろう。まだ寝ぼけた頭でなんとかシートから立ち上がり電車を降り、ホーム向かいに到着した車両に乗り込んだ。

やっとのことで乗り込んだ車両の中でひとつ大きく呼吸をする。これで安心。と、思ったら、電車は先ほどまで乗っていた車両が進んでいたのと同じ方向に走り出した。なんと私が慌てて乗り込んだのは、半蔵門線の下り列車ではなく、併走する銀座線の上り列車だったのである。つまり、どちらに乗っていても、向かうのは渋谷方面。なんだよそれ!次は、外苑前。ワオッ!混乱しているうちに電車はさらに出発し、次は…渋谷。ワオ!地下から出ちゃった。しかも銀座線の渋谷駅は、上りから下りホームへ行くのに、一度改札を出て駅構内をぐるっと回らなければならない。駅員さんに誤乗車の証明書をもらって下り電車に乗る。せっかく早起きしたのに、約20分のロスだ。さらに、車内で寝るとき小脇に抱えていたはずのユニクロの手袋が消えていた。車内に落としてきたらしい。ガーン!今さっき乗っていた電車だし、すぐに申し出て探してもらえば見つかるはずだが…もういいや。使用しているうちにかなりくたびれてきていた手袋だし、ここでまた時間をロスするわけにもいかない。あの手袋とは、今がお別れのときだったのだろう。私は失意のもとに二駅戻り、地下鉄の駅構内から、11月としては寒い地上に手袋なしで出たのであった。

うー、イチョウを観るところまで達する前に、けっこう書く時間を費やしてしまった。そんでもって、この後これ以上のエピソードがなかったりするかもよ。

 

到着予定時刻からだいぶ遅れたが、そのおかげで私が現地に着いたちょうどそのとき、クラシックカーのパレードがイチョウの並木道を進んでいる最中だった。例年、見学する時間の関係で見ているのは会場に停車している状態の車なので、実際にエンジンに火が入り、走っているのは始めて見た。

 

いつもはだいたい、『クラシックカーフェスタ』が開催される日にはイチョウも見頃を迎えているのだが、今年はまだまだの感じ。自然が相手だし、難しいなあ。考えたら、そこまで『クラシックカーフェスタ』に合わせてイチョウを観に来ることもないか。毎年だいたい同じ車両が来ているわけだし。う~ん、まあでも、イベントごとは多いほうが楽しいよね!

うおー!今年こそ露店で、物産的なものを食ってやる!

 

アレも食いたい、これも食いたい。牛タンも食いたい気もするし焼き鳥も食いたい気もする。いろいろ並んでいる中から、悩みすぎて食欲がなくなるほど迷ったあげく、名古屋の“味噌カツ”と、仙台の“あんこう肝鍋”を食らうこととした。初めて食らうあんこうの方は汁が真っ赤っかでびびったが、味は意外とあっさりだった。

食後、缶コーヒーを飲みながら歩いていると、「ピシっ!」っと足元に何かが当たった。「小石とか俺に投げてくんじゃねえよ。殺すぞ」と思ったが、脚に当たったのは小石ではなく、木から落ちてきたドングリであった。嗚呼、そんな秋の日。

並木道はまだ、黄色いトンネルと黄色い絨毯にはなっていなかった。葉がまっ黄ッ黄になって、落ち葉で路面が黄色く埋まるころが最高なんだけど、行き過ぎると木がホネホネになってしまうし。それがジャストなら、嗚呼、秋って最高!

並木道を抜けて表参道辺りを徘徊し、帰宅することにした。今年はさらに原宿を抜けて代々木公園まで歩く体力は残っていなかった。脚が痛いよ。

とりあえず私は、秋の一日を楽しんだのだろうか?おそらく自分なりに楽しんだのだと思う。と、思う。

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(2011/09/01)

不明

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