ジェフ・ゴールドスミス日記

ファッションとグルメ以外のこと。

『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち後章 -STASHA-』を観た!

f:id:jeffgoldsmith81:20220209210015j:plain

ヤマト観てきた!去年10月に観た前章に続いて後章だ。

『新たなる旅立ち』に関してはオリジナル版のストーリーで忘れてるところが多いので、見終わった後にウイキペディアで確認しちゃったよ。デスラーの「古代、私ごと撃て」ってのは覚えてたけど。旧作をなぞってるところ、違うところ。兄の古代守が出てなかったり、いや今回も出てくるんだけどイメージとしてだったり。

いろいろ言われる福井アレンジに関して、改変具合もさることながら、俺的には物語のキーになることの説明が長くて具体的すぎるのが気になるんだよなー。今回の、ガミラスイスカンダルの、今まで知られていなかった関係性を説明するところとか。前作2202でもあったよな?なんだっけ?ガミラスの歴史だっけ?子供がしゃべりだすやつ。今回も、2202で死亡退場したキーマンが出てきて話すし、超常現象みたいな感じで物語のバックグラウンドみたいのをブワーっと話させるのって萎えるのよ。

ガンダムユニコーンでも、敵味方相対したときの、首長のぶつけ合いが、言葉数多くてながいなーと思ったんだよね。元が小説家だからかな?小説だといいんだけど、アニメになると違う感がある。

ファーストガンダムの富野監督なんかさー、自分の言いたいことはキャラに長ゼリフで言わせてない気がするんだよね。シンプルな名言みたいのが各所に散らばってて、状況説明は永井一郎さんのナレーションだけで、それで全体を繫いでみたらこういうことだよねってのが伝わるのね。ニュータイプに関してアムロララァが思念で会話するのも、具体的にニュータイプとは何だ、本作のテーマは何だってことは言ってない、分かるような分からないようなイマジネイティブな会話で、でも分かったような気にさせてくれるのね。その方が心地いいの。

ヤマトもガンダムも、歴史ある作品のリメイクだったり続編だったりで、積み重ねがあるっていうか何十年も重ねに重ねられたものだから、それをシンプルにやるのは難しいのかもだけど。