宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第四章「天命篇」@MOXIXさいたま
と、いうわけで、朝は走って午後にヤマト観てきた。前回は観終わってから日高屋で昼飯食ったけど、今回は日高屋で食ってから観たぜ。
旧作との差異…っつうか、仮想通過、この『2202』って、『さらば』や『ヤマト2』と同じフォーマットを使ったまったく別物って気もしてきたけど、今回はガトランティスのサーベラーがまったく違う役回りとキャラ設定になってていやはや大変だった。ズォーダーの参謀ってだけじゃなくて、作品中の立ち位置から性格の設定から身体能力から。ガトランティス史においても特別な個体だし。
で、前から思ってんだけどやっぱし今回のシリーズは、オカルトとか謎解きに寄ってるんだよなあ。愛と勇気と宇宙船のドンパチ以上にそれがある。前も書いたように、実際はオカルトじゃなくていろいろ理屈としてあるんだけど。で、謎解きって、こいつは裏切るのかどうなのか、敵か味方か、いつの間にか紛れ込んだこいつは誰なんだっていう、旧作にはなかった駆け引きが多い。
で、で、これ福井晴敏色か何なのか、説明が多いっつうか、作品のテーマ?作者が言いたいことをキャラにセリフでいっぱい言わせるもんだから大変。
同じ福井作品の『ガンダムUC』がちょうど今、MXでやってんじゃん?劇中の会話で、「我々はナントカカントカで、ナントカカントカの、人類はナントカカントカの、ナントカカントカ、ナントカカントカ…」「それは我々ナントカカントカの、ナントカカントカ、しかしナントカカントカでナントカカントカのナントカカントカ…つまりナントカカントカのナントカカントカがナントカカントカ…」みたいな問答があるじゃん!長いのが!なんか今回のヤマトでもそれ感じるのね!
ヤマトでもガンダムでも、当初の視聴ターゲットは小学生じゃん。青年層も食いついたけど。当時ターゲットだった小学生も今はオッサンじゃん。そうするとオッサンの鑑賞に耐えうる理屈とか深いテーマをばっと具体的に提示しなきゃなんないんだよな。何10年前に作られたオリジナルは、子供向けに作られた中に、大人にも通用する深いテーマがあるみたいのでウケた気がするのね。でも2010年代になって作られた同じ作品のリメイクって、今の小学生を相手に作ってないんだよね。オッサン相手にセリフとか作るからなんかもうアレなんだよ!
アレって何だ?まあいいけど今シリーズの、キャラに言わせる説法とか問答を聞いてたら、なんかアレな気分になってしまった。