スター・ウォーズ/最後のジェダイ (Star Wars: The Last Jedi)@イオンシネマ春日部
…と、いうわけで、スター・ウォーズ観た!
随所に、オールド・ファンからするとおきて破りなシーンが満載で、これはスター・ウォーズじゃな…っていうか、良く言えばスター・ウォーズによるスター・ウォーズへの決別宣言!意地悪く言えばディズニーによる、ルーカス・スター・ウォーズへの決別宣言!…これからもばんばん続編作るからめんどくさいフォーマットはどんどん削除してくぜ!ってこともないか。べつに無理やり乗っ取ったわけじゃないし。
前作と今回で、旧作ep4~ep6の主要メンバーをわざわざ引っ張り出して、ルークもソロも死亡退場させちゃうし、聖典を燃やしちゃうし。ストーリー上の成り行き以上に、明確なメッセージがある感じで。レイアは宇宙遊泳させてまで生き残らせたけど、まさかのキャリー・フィッシャー他界で…あとアクバー提督まで死んじゃって、しかも扱いが軽い!
作品世界観の中で、既存の価値観を壊すという姿勢が現れているものなので、本作で感じる違和感の評価は本三部作の最後、次作まで持ち越そう。
残念なのは、ハン・ソロが退場しちゃって、セリフの掛け合いでユーモアを配置するってのが凄く弱くなるんだよなあ。ならず者で口の悪いソロと、お姫様レイアの噛み合わなさが面白いとか。本トリロジーの若い主役級メンツでそれに代わるキャラもいないし、それでもって、カイロ・レンの葛藤とかブチ切れ描写が過剰だから、楽しいよりシリアスで重いトーンが強くて。
過剰と言えば、俺の中でスター・ウォーズってep6で終わってるもので、時代の空気ってのはるんだよね。ずっと作り続けちゃうと、昔は白兵戦で、「ビキューン!」「当たったー!やられたー!」「ドバーン!」みたいな撃ち殺されたのか吹っ飛ばされただけなのかまあどっちでもいいか!みたいなのが、2017年の特撮映画だともっと描写を踏み込まなくちゃいけないし。なので、スター・ウォーズは70年代後半~80年代の映画ってしといた方がいい気がするんだけど…まあ続きも観るけど。
大ヒットコンテンツってのはいろいろ難しいねえ。
スター・ウォーズ/最後のジェダイ オリジナル・サウンドトラック
- アーティスト: V.A.
- 出版社/メーカー: WALT DISNEY RECORDS
- 発売日: 2017/12/15
- メディア: CD
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