ジェフ・ゴールドスミス日記

ファッションとグルメ以外のこと。

Got Some Rock & Roll Thunder

宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』@イオンシネマ

あああーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!映画を定価で観ちゃった…

何でだ?そうだ、今日は自治会の大掃除で疲れたから。俺は今年、自治会長で、掃除の実務はそれほどやってない。まあ仕切りで精神的に疲れた。大勢が集まる機会もそうないので、地区が今抱えている問題もいろいろと考えることになったり。なので、なんか現実逃避したくなって今日観てしまった。平日朝イチ割引まで待たなかった。というか、なんかそこまで頭が回らなくて、イオンに着いてから割引のこと思い出した。

同世代の多くがそうであるように、『宇宙戦艦ヤマト』は、『機動戦士ガンダム』以前、大変好きなアニメーションだった。テレビシリーズを観ることに始まって劇場版『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』はパンフレットが今も家にあるぞ。ヨークマートのプラモデルコンテスト(!!!)には、デスラー空母のプラモで参加した。その後は、どうだっけなあ…『ヤマトよ永遠に』を観たのは劇場だっけなあ?テレビスペシャルと記憶がごっちゃだ。『完結編』は、1983年だともうガンダムより後だからな。劇場では観てないな。その割に、ヤマトの夢を再びって感じの『オーディーン 光子帆船スターライト』を観てるんだけど。1985年だよ。ラウドネスが主題歌を担当したから、そこでアニメーションとロックの交差があって、その後俺は本格的にアニメーション離れ。脱アニメとなるんだな。『さらば~』が最後の劇場鑑賞としたら、36年ぶりだよ。

幼少期に多大な栄光を受けたヤマトへの想いは複雑な想いがあって、ブーム後の幕引きがどうもよろしくないというか、往生際の悪さが目立ったというか。ヤマトとガンダムでは、価値観の世代交代があって、メカや登場する組織の考証、ヒロイズムの扱われ方の変化など、ヤマトのそれをステップにした部分もあれば、完全に駆逐してしまったところもあって、ガンダム以降はヤマトを忘れてしまっていた。逆にだからこそ、ここへ来てのリメイク版がすんなり受け入れられたのかもしれない。

おっと映画本編以外の話が長くなってしまった。

テレビ版『宇宙戦艦ヤマト2199』を再放送で(たぶん)全話観たという以外、情報を全く入れていない。元祖、第一作からの主要キャラクターは分かるが、リメイクからのキャラ、メカのすべてが分かるという感じではない。調べれば分かるが面倒なのでやっていない。今回の映画はテレビ版のサイドストーリーで時計の針が若干戻っているのか…映画は、面白かったしちゃんと入りこめた。人物描写もメカ描写も良かった。ガンダムより、昔の思い入れがリセットされていた分、新鮮にニュートラルに楽しめた。テレビ版の敵方、ガミラスの生き残り部隊とヤマトのメンバーが分かり合い、共闘するまでのツールとして、なんかミステリーでオカルトでファンタジーなパートを使うのはちょっとどうかと思うんだけど、話を回収するにはそれか。絶滅したなんとか人の超能力みたいな。テレビ版でもそんな感じのあったし。元々、旧ヤマトから、そんな面もあるか。ガンダムだってニュータイプがあるしな。

さて、リメイクで見事に息を吹き返したヤマト。プラモデルも売れているし、これからどうするんだろ?この後って別に何もないんだっけ?なんかつもりはあるの?ガンダムは、ブームが去った後も脈々と続いて、90年代以降はまた安定したビッグ・ビジネスとなっている。ガンダムは、同じ世界観でリレーしたり、別の世界観まで派生して幾つものガンダムが成り立った。ヤマトは、ワン・アンド・オンリーの艦で、主人公クラスのキャラ交代もないからなあ。商機を降りられないとまた、旧ヤマトのような末路を辿ってしまうんじゃないかと心配してるんだけど。そこら辺どうなのか?

宇宙戦艦ヤマト2199 コスモリバースVer.宇宙戦艦ヤマト2199 コスモリバースVer.

(2014/11/29)

バンダイ

商品詳細を見る