ザ・ドアーズ / ハートに火をつけて(1967)
亡くなったザ・ドアーズのレイ・マンザレクは、没年齢が74歳というので、考えてみたらそれはビートルズの誰よりも、ローリング・ストーンズのビル・ワイマンを除くメンバーよりも先に生まれているんだなあ。ドアーズの中でも最年長。
ドアーズのデビュー・アルバムは、ビートルズの『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』 より、そしてジミヘンのデビュー・アルバムよりも少し早く出ているので、サイケデリックな時代の、否それだけでなく、ロック全体が急速に発展する頃の表現方法としてはハイセンスかつ先進的だったということなのかな。
レイ・マンザレクのプレイは、かなり長尺なキーボードソロでも、なんだかずっと聴いていたいと思えちゃうような不思議な魅力があるんだよね。
俺の好きなピンク・フロイドとドアーズ、どちらのバンドもキーボーディストが故人となってしまった。
野性的な反面で詩的、そしてセクシーなジム・モリソンに対し、レイ・マンザレクは知的で紳士的で…と書こうとしたけど、なんか本人じゃなくて、オリバー・ストーンが作った映画の中とかなりごっちゃというか、現実と映画のキャラを混同してる気もするのでやめた。たぶん印象としては間違ってないと思うけどね。
The Doors
(2013/06/03) |