レイ・ハリス&ザ・フュージョン・エクスペリエンス (2007)
Ray Harris & The Fusion Experience
グラスゴー出身、クラブ・ジャズ系のキーボード奏者、レイ・ハリス。
ジャズ、ラテン・ミュージック、ハウスなどをクロス・オーヴァーさせたサウンドはクラブ・ジャズのクールな響きとラテンの熱いビート、クールなピアノと、ホットなオルガンの音色が交差して面白い世界を作り出している。
オルガンに関しては初期のサンタナを彷彿とさせるプレイだった。
クラブ系の音楽をクリエイトする一方で、ドアーズやレッド・ツェッペリンなども好むらしく、アルバムの最後にはドアーズのナンバー、『ライダース・オン・ザ・ストーム(Riders On The Storm)』のライヴ・カヴァーが収録されている。
これがけっこう・・・まあ、アレンジがまんまっつったら、まんまなんだけど、けっこうカッコいい。この曲で聴けるローズ・ピアノの旋律は、反復のフレーズというわけではないのだが、原曲のときから感じていた、「これがずっと続けばいいのになあ」的な気持ちよさ、ミニマル感は、ダンス寄りの音楽でも有効だったようだ。
レイ・ハリス&ザ・フュージョン・エクスペリエンス
(2007/07/20) |