ピンク・フロイド / 光〜PERFECT LIVE! (1988)
Pink Floyd / Delicate Sound Of Thunder
つうかこれ、原題は『Delicate Sound Of Thunder』だったのか!すっかり忘れてた!
80年代といえば、プログレ冬の時代。プログレが、らしく輝いていた70年代との距離のとりかたどうもおかしいので全体的になんかダサいんだよ。この頃はガンズ・アンド・ローゼズとか70年代を解釈した若い世代がブレイクしてきて、それらに比べて本家(ガンズ・アンド・ローゼズとピンク・フロイドが直結しているわけではなくて、よーするに70年代のビッグ・ネームたち)のセンスがどうもダサかった。
90年代になって『P.U.L.S.E』に関しては70年代との向き合い方が変わってきて、違和感なく聴けるような演奏となるんだよね。良いか悪いかは別として、70年代に対する開き直りが出来ている。どちらのライヴ盤も“ロジャー抜きのフロイド”でしかないんだけど、開き直りが強い分、単純に音の気持ちよさで評価すると『P.U.L.S.E』の方が聴きやすい。
ただ個人的に『コンフォタブリー・ナム』だけはこのヴァージョンが好きかな。 ロジャーがいないところ、Aメロが二名のハモりにアレンジされていて、ここはカッコいい。『P.U.L.S.E』のヴァージョンも似たアレンジなんだけど、主旋律とハモっているパートのバランスが、こちらの方が好き。
Delicate Sound of Thunder: Live
(2008/10/07) |