AC/DC / ライヴ・アット・リヴァー・プレート (2012)
AC/DC / Live At River Plate
実に20年ぶりとなったAC/DCのライヴ・アルバムだよ!1992年に出た、『Live』もカッコいいアルバムで愛聴盤だけど、今回のもカッコいい!以上! 報告終わり!!!
…て、思考停止させるようなカッコよさなんだよねAC/DCって。それだけじゃあんまりなのでなんか書こうかな。まあ当たり前のことしか書かないけどね!
なんたって今回のライヴ盤は、そのツアーで来た来日公演を体験しちゃってるからねえ。聴くのに気合が入るよね。ちなみに前のライヴ盤とは、ドラマーがクリス・スレイドからフィル・ラッドとチェンジしている。
オープニング・ナンバー『暴走/列車』のイントロが始まると、そのギター・リフに合わせて、待ちきれない観客がもうサビを歌ってて、ここからもう鳥肌もん。会場内に渦巻く歓声のミックスがけっこう絶妙で、聴いているとあの、暗闇を埋め尽くしたツノの紅い点滅が目に浮かぶよ。もっとも会場で俺一人だけ、ネコ耳とインカム姿だったんだけど。
『Live』と比べて今回の方が、ギターの聴こえ方が近いように感じる。単純に今回の方が大きな音で製品になってはいるんだけど、音量、レベルの問題ではなくて、残響処理の違い?もしくは、前の方が若干マイルドで、今回の方が、アンガスのギターが尖っている印象なので、そのためなのか?こっちの方が、なんかキャベツみたいな音なんだよ。ってなんじゃそれ。なんかこう、新鮮なキャベツをパリパリ食うみたいな。分かってくれるよねこの感じ。
収録はアルゼンチンのスタジアムで、一回のショーをパッケージってっことよね?それで、『Thunderstruck』のイントロで、アンガスのギターが若干突っかかり気味の部分があって、その音もお構いなしに入ってるってことは、全編差し替えなしと考えてよいのだろうか。
AC/DCの音楽は、なんだかガオーっと叫びたくなるような凶暴性を喚起する成分が多量に含まれている。それが大会場に集う観客の歓声やシンガロングと共にスピーカーから飛び出してくるもんだから、興奮度がとてつもない。生でライヴを体験した上でこれを聴くと、まあ映像作品を観れば分かることでもあるけれど、演奏中に客が「うぉーーー!!」って盛り上がると、「今、アンガスがストリップやってる場面だな」とか、「アンガスの乗った中央ステージが上昇して、そこで足をバタバタやってんだな」とか蘇ってきて楽しいぞ。
![]() | Live at River Plate
(2012/11/20) |