地球の詩 The Streams 流
鳥のさえずりに心地よく耳を傾け、そこにカエルの歌が重なる2分10秒過ぎあたりで、突然の雷鳴に驚く。
雨の音はしだいに立ちションの音に・・・いや、これは川の源流の音だ。
あちこちの岩から落ちてくる、いく筋もの滴りが集まって小さなせせらぎとなる。
手を出せばせき止められそうな水の流れも、10分を過ぎる頃には人の膝ぐらいの深さになり、20分を超えると魚が泳いでいそうな渓流になってくる。住んでいるのはイワナやヤマメだろうか。
しだいに川の流れも太くなり、下流に下るにつれすこしずつ鳴いている鳥の種類も変わってくる。35分過ぎにはカラスが鳴き出した。それを過ぎる頃にはもう、川幅が大きくなったのを実感できる。
40分を過ぎる頃にはもう、石を全力で投げても向う岸まで届きそうもない感じになる。
50分過ぎにはもう大河だ。だいぶ緩やかな流れになってきた。
58分、川の流れとは違う水の音が近付いてくる。
そう、波の音だ。60分かけて、天から落ちてきた雨の雫は集まり、小さな流れから大きな流れとなり、大海原に出たのだ。
ここに水流の旅はひとまず完結した。
・・・何なのだ、今日のエントリーは。
自然音のみを収録したこのCDをレビューすることに何の意味があるのか。
ヒーリングのCDと違い、シンセサイザーなどの楽器音が被されることもなく、川の流れと、その周囲から聞こえてくる音、鳥の鳴き声などしか収録されていない。
ちなみにトラックで区切られることなく、60分で1曲(曲じゃないけど)となっている。
あの~、このブログ記事、何か役に立った・・??
否、これは誰とも馴れ合うことを拒否した孤高の記事である。
スコープ集音器(録音機能付)
() フジキン(FJK) |
建設省河川砂防技術基準(案)同解説 設計編〈1〉
(2008/07) 建設省河川局 |