梅雨ということで、どうも蒸し暑くなってきましたね。
そんな季節を少しでも快適に過ごしたいので、爽やかで涼しげな音楽でも聴きましょうか・・・
・・・なんてことはしねえぜ。
スワンプ・ロックでもっと湿度を上げてやるぜ。
SWAMPの直訳は“湿地, 沼地”だぜ。
トニー・ジョー・ホワイト / レイニー・ナイト・ジョージア (1995)
Tony Joe White / Rainy Night In Georgia
「~してやるぜ!」・・・とか言ったわりにオリジナル・アルバムじゃなくてベスト盤だ。スマン。
とりわけメロウな『レイニー・ナイト・ジョージア』以外は、けっこう無愛想とゆうか骨太、男臭い“モミアゲ!”って感じの曲が並ぶトニー・ジョー・ホワイト。
コモったような声質もスワンプ度を上げている。
歪みを抑えたペケペケっぽいギターのカッティングに、時おり入ってくるファズがかったワウ。“ワカチャカワカチャカ”っていうのがカッコいい。
Leon Russell / Leon Russell
レオン・ラッセルも、“とめどなくスワンプ!”って感じの曲が並ぶアルバムの中にあってひと際輝く、凄くメロウな『ソング・フォー・ユー /A Song For You』が入ってるな。
こちらは“モミアゲ!”じゃなくて“ヒゲ!”か。
ゴスペルやR&Bなどをルーツとしたピアノのハネ具合が気持ちいい。
リトル・フィート / ディキシー・チキン (1973)
Little Feat / Dixie Chicken
桑田佳祐も敬愛するリトル・フィートは、ローウェル・ジョージのスライド・ギターが心地よい。
これを聴いていると、やっぱ日本の風土からは出てこない音だし、ストーンズやクラプトンら、“英国のミュージシャンが描き出したアメリカ南部サウンド”とも違うんだよね。
・・・リトル・フィートだって西海岸、LAのバンドだけど。
そんな感じで、汗でべっとり、ジトジトしようぜ。
冷房、除湿機なんかつけるんじゃないぜ!
Rainy Night in Georgia
(2007/01/22) Tony Joe White |
レオン・ラッセル
(1998/10/21) |
ディキシー・チキン
(2008/01/23) |