ジェフ・ゴールドスミス日記

ファッションとグルメ以外のこと。

(谷)

『3055』が閉鎖しちゃったので、書いた記事をサルベージするよ。

 

The Carpenters / Now & Then (1973)

入稿 2011/06/28

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1. Sing
2. This Masquerade
3. Heather
4. Jambalaya (On The Bayou)
5. I Can't Make Music
6. Yesterday Once More
7. Fun, Fun, Fun
8. The End Of The World
9. Da Doo Ron Ron (When He Walked Me Home)
10. Deadman's Curve
11. Johnny Angel
12. The Night Has A Thousand Eyes
13. Our Day Will Come
14. One Fine Day
15. Yesterday Once More (Reprise)

 

カーペンターズのファンや洋楽ファンならずとも、多くの人が耳にしている超有名曲『Yesterday Once More』。オリジナル収録の本作では、完全に独立した形ではなく、レコードB面を通して展開される“オールディーズ・メドレー”の導入部として組み込まれている。

カレン・カーペンターが優しく歌い上げる『Yesterday Once More』と入れ替わるように、けたたましいエンジン音と、ビーチ・ボーイズの『Fun, Fun, Fun』がクロス・フェードしてくる。ここからは、ギターのトニー・ペルーソがラジオDJに扮して、曲紹介をしながらメドレーが続く。

ここで描かれる古きよきアメリカの空気。それはとてもキラキラとして眩しい。『Yesterday Once More』のリプライズでアルバムの幕が下りるまで、リスナーはとても楽しげな夢の時間を過ごせるのだ。

もちろんA面も屈指の出来で、トータルで名盤の名に恥じない、素晴らしいポップ・アルバムである。(Jeff Goldsmith)

 

 

Now & Then

Now & Then