ジェフ・ゴールドスミス日記

ファッションとグルメ以外のこと。

マギーズ・ファーム野茂

『3055』が閉鎖しちゃったので、書いた記事をサルベージするよ。

 

入稿 2013/06/09

 

Rose Tattoo / Rose Tattoo (1978)

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1. Rock N Roll Outlaw
2. Nice Boys
3. Butcher & Fast Eddy
4. One Of The Boys
5. Remedy
6. Bad Boy For Love
7. T V
8. Stuck On You
9. Tramp
10. Astra Wally

 

全身刺青だらけのメンバーが目に痛い、オーストラリアのハード・ロックンロール・バンド、ローズ・タトゥー。同じオーストラリア出身のバンドということで、よくAC/DCが引き合いに出される。実際、アルバムのプロデューサーが共通しているので、音の感触としては近いかもしれない。

全身刺青だらけのメンバーが目に痛い、オーストラリアのハード・ロックンロール・バンド、ローズ・タトゥー。同じオーストラリア出身のバンドということで、よくAC/DCが引き合いに出される。実際、アルバムのプロデューサーが共通しているので、音の感触としては近いかもしれない。

全身刺青だらけのメンバーが目に痛い、オーストラリアのハード・ロックンロール・バンド、ローズ・タトゥー。同じオーストラリア出身のバンドということで、よくAC/DCが引き合いに出される。実際、アルバムのプロデューサーが共通しているので、音の感触としては近いかもしれない。

男臭くストレート、不敵な感じのサウンドは、聴く者の拳に力を入れさせる。タメの効いた横ノリナンバーがある一方で、彼らはパンクを彷彿とさせるスピードの曲も多く繰り出す。そこでバンドの独自性が出ているのは、ツイン・ギターの一本がスライドのプレイを炸裂させているところだろう。スピーディーでパンキッシュなナンバーでも、ブルースなどでよく使われる、渋いスライド・ギターが鳴っているのだ。そのコントラストが、ルーツ・ミュージックとパンク以降の音楽を繋いでいるようで面白い。それは確信犯的な編集感覚でやっているのではなく、それぞれのエッセンスがオーストラリアの地で交差したら、必然的にこうなったということなのだろう。

彼らの代表曲である“Nice Boys”は、ガンズ・アンド・ローゼズがカヴァーしており日本ではそちらの方が有名。ガンズの凶暴性とはまた違った、ザラついたかっこよさのある本家のヴァージョンもぜひ耳にしてほしい。この曲は、シンプルな構成の中で、荒々しいロックの魅力をガッチリ伝えてくれるナンバーだ。

メンバーを一目見た印象としては、刺青を入れたアウトロー集団という感じだが、フロントマンのアングリー・アンダーソンのキャラクターををはじめ、どこか憎めないプリティさも感じる。ローズ・タトゥーはそんなバンドである。(Jeff goldsmith)

 

 

 

Rose Tattoo

Rose Tattoo