リリー・フランキー / 日本のみなさんさようなら
リリー・フランキーによる邦画のみを対象とした映画評。
ん?映画評といっていいのかな?これは。
元々は雑誌『ぴあ』に連載していたコーナーをまとめたもの。
『ぴあ』だから週刊だ。
週刊とゆうことは毎週1本のペースで映画を観、書きに書いて173本。
映画評の体を成していない回も多いが、(あるいみ全部そうなんだけど・・・)もし自分がこのペースで書けと言われたら、もうWikipediaとかAmazonのレヴューをコピペつぎはぎでもして書くしかない。
やはりそこはリリー・フランキー。物事を独特の角度から捉え、人間をよく的確に分析し、ブラック・ユーモアを交えて(とゆうかほとんどブラック)各作品を斬ってゆく。
本質がどこにあるのか、本質とずれているものを知らずに大文字で掲げていないか、エロとブラック・ユーモアだらけの文章の中で、そこはズバリと指摘してくる。
リリーの物言いを読んでいるといつも「前はそのセンスでいいのか?」と問われているようで焦ってしまう。
問われても大丈夫な大人になりたい・・・
と、思ったが年齢的にはもうイイ大人になってたよ。
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(2002/03) |
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(2009/10/26) リリー フランキー |