Paul McCartney / Egypt Station (2018)
前作、『NEW』のギター・ロック感と対照的に、哀愁があって落ち着いた感じ…って、それ、双方1曲目の印象じゃんか！リード曲だった『I Don't Know』がそうだからっていう。(実際にはオープニング小曲『Egypt Station』があるので『I Don't Know』は2曲目)
アルバム全体で聴くとホントはバラエティに富んでんだけど。まあ『Egypt Station』以降3曲は落ち着いた味わいだし。ピアノ・バラードがリード曲ってのが今回の印象を引っ張ってる。
ASTERISM / IGNITION (2018)
バ…バカテク！！知らなかったけど1週間くらい前に知って驚いた。上手すぎる何だこれ。俺よか年下みたいだし。で、聴けばわかるけどインストだよ。
カヴァー3、オリジナル2って収録だった2枚のミニ・アルバムから、今回のフル・アルバムになったらオリジナル曲が増えた。オリジナルいいよね。楽器がバカテクでコピーが上手いってのはきょうび、YouTube沢山いるし。
ギターのHAL-CAって人は、ヤマハのパシフィカ使ってんだよね。パシフィカに2ハム仕様ってあったっけ？フロントPUをP-90タイプからハムバッカーに替えてるのか。あとパシフィカって、トレモロがロック式じゃないのね。それで、バカテクでメタル度強いし、メタルのカヴァーも多いから、へぇと思った次第。そういえば、2018年9月現在、ヤマハのギターにフロイド・ローズみたいなロック式のやつってないよな。昔はあった。ナット部分でネジ使って締めなくても、パシフィカのロッキング・チューナーとナットが凄いってことか。
Alice In Chains / Rainier Fog (2018)
“Rainier”って何のことと思ったら、レーニア山か。今回のタイトルは“レーニア山の霧”ってこと？
アリス・イン・チェインズは、LAから地元シアトルに戻ったってことで、シアトルからレーニア山って見えるのかな。
ウィリアムが加入してからもう10年、音源はレイン時代と、フル・アルバムの数では並んだ。3枚目。レイン時代はアコースティックのミニ・アルバムが2枚あるけどね。
制作環境のせいか、AICの作品中、けっこう開放感があるというかスケールが大きいというか、そんな感触。今回、メイン・ソング・ライター、ジェリー・カントレルによるもの、メンバー共作のものに加えて、『So Far Under』がウィリアム作詞作曲だった。そのダークネスとヘヴィが、なんともAICらしいなこれ。レイン・ステイリー時代には当然バンドにいないウィリアムが、なんかレインが歌うようなメロディを書いている。
逆に、続く『Never Fade』なんか、AICにしてはまっとうなハード・ロックで、コントラストが面白いね。
Alice In Chains / Never Fade (2018)
なんじゃこれカッコいいな。今までにない感じ。いつになくストレートでキャッチー。
スネアがアタマにくるパターンて今まであったけ？イントロだけで、歌が入ると逆になってふつうになるんだけど。ダンダンダン！ってのは盛り上がるよね。プライマル・スクリームの『Rocks』とか。
で、この曲はドゥーム感もストーナー感もないし、昔のダート感もなくて、真っ当っていうかなんか、ハード・ロックって感じ。サビはふつうにキャッチーだからウィリアムとジェリーのハーモニーもキレイ目で、ただふつうのバンドと違うのはAメロが(いい意味で)気持ち悪いメロとハーモニーなのでそこが、流石のAIC。
