ジェフ・ゴールドスミス日記

ファッションとグルメ以外のこと。

チョコクロワッサン日記

『3055』が閉鎖しちゃったので、書いた記事をサルベージするよ。

入稿 2012/07/11

 

Little FeatLittle Feat (1971)

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1. Snakes On Everything
2. Strawberry Flats
3. Truck Stop Girl
4. Brides Of Jesus
5. Willin'
6. Hamburger Midnight
7. Forty For Blues/ How Many More Years
8. Crack In The Door
9. I've Been The One
10. Takin' My Time
11. Crazy Captain Gunboat Willie

 

リトル・フィートの魅力、それはアメリカン・ルーツ・ミュージックとの向き合い方である。ブルースやカントリー、ジャズなどの要素を消化したサウンドを展開しているというのが、ポピュラーな評価。そして、隠し味のように、随所に散りばめられた独自のセンスが光る。

彼らは最高傑作とされる、3作目のアルバム『Dixie Chicken』で、セカンド・ラインのリズムを取り入れた南部サウンドを確立し、高評価を得た。このファースト・アルバムではまだ、試行錯誤の中といった感じで、その分、「まずはいろいろぶち込んでみた」的なごった煮感が味わえて面白い。

ルーツ・ミュージックといっても、やみくもに忠実なのではなく、奇をてらい壊すでもなく、どこか微妙に捻ったセンスで料理する。その距離感こそリトル・フィートの真骨頂。中心人物、ローウェル・ジョージフランク・ザッパの元でプレイしていただけあって、やはりどこか捻りが効いているのだ。(Jeff Goldsmith)

 

 

Little Feat

Little Feat