ジェフ・ゴールドスミス日記

ファッションとグルメ以外のこと。

ワイルドサイドを歩け


橋本 紡 「ひかりをすくう」

女性が主人公だとなかなか物語の中に入り込みにくいこともあるんだけど、これは良かった。
仕事で壊れてしまった女性、再生の物語。
そこに父親との確執、家庭教師を通しての不登校少女との交流、その少女が拾ってきた子猫・・・等が絡んでストーリーが進んでゆく。

突然熱量が急上昇するクライマックス、主人公は同居しているパートナーの前妻から預かった、返し忘れのCD4枚を川に投げ捨てる。
ルー・リード
イギー・ポップ
デヴィッド・ボウイ
ニルヴァーナ

どのタイトルかまで書かれていないが、「グラムロックのCD」と書かれているのでイギー・ポップは「ラスト・フォー・ライフ」だろうか。
ボウイは「ジギー・スターダスト」?"卑猥に笑う"と描写されているので、もっと顔が大きく出ている「アラジン・セイン」かな?まあジャケの顔は笑ってはいないけど。
唯一グラムロックではないニルヴァーナは「Smells Like Teen Spiritが入っている」となっているので「ネヴァーマインド」

ルー・リードは、順当に行けば当然「トランスフォーマー」、になるはずだが、まかり間違って「メタル・マシーン・ミュージック」だったらどうしよう・・・

・・・グラムじゃないけど。面白いと思って。

Lou Reed Metal Machine Music