ジェフ・ゴールドスミス日記

ファッションとグルメ以外のこと。

午前十時の映画祭『八甲田山』を観た!

映画『八甲田山』を観てきた!

 

丸の内TOEIで『ゴジラ』観たとき、『昭和100年映画祭』のラインナップに『八甲田山』もあったんだけど、すでに終わってたの。そしたら別の企画でやってた!

この映画が公開されたときに俺7歳で、まあ大人が観る映画だから本編観てなかった。ただ小学生の間でも北大路欣也の「天は我々を見放した」というセリフが出てくるCMは超有名だった。1977年といったら、『宇宙戦艦ヤマト』の最初の映画が公開されてるんだよね。そんな時代で俺はヤマトの方だった。

 

八甲田山』といえば八甲田雪中行軍遭難事件の話であるわけだが、ドキュメントではなく新田次郎の小説『八甲田山死の彷徨』があってのことで、これもノンフィクションではなくあくまで小説で脚色があって、史実と相違点はあるらしい。八甲田山に入って踏破した隊と遭難した隊の両隊長、高倉健北大路欣也演じる2人には、映画だと友情のようなものが芽生えてたけど実際は交流がなかったとか。

 

と、そんなことは吹っ飛ぶくらいのパワーというかなんというか高倉健はじめ昭和の大スター勢ぞろいで、今ならVFX駆使してやるだろうってシーンも実写だから。雪崩シーンとか。三國連太郎加山雄三も良かった。三國連太郎はいろいろひっかきまわして、遭難の原因を作ってしまうような役回りなので、そうするとその部下でわりと冷静に北大路欣也と連帯しはじめる加山雄三はよかったな。

 

で、この映画の象徴ともいえる「天は我々を見放した」って、最終盤に出てくるんじゃないのね。これを言った後も、山の上から青森湾が見えたり帰路が見つかった情報が入ったり、けっこうまだあったんだ。

 

んでこの作品、10時20分上映開始で、この映画169分もあるんだよ!昼飯食うのが超遅くなった。あとやっぱ、長尺過ぎると終盤、尿意との闘いになるね。あと椅子に座ってるのも疲れるのね。何度も姿勢を変えたりして大変だった。