ザ・ストリート・スライダーズを観た!武道館で!22年と7カ月ぶり!
まさかこんなことが起こるとは思っていなかった。ROCKIN'ON JAPANの解散ライヴレポだったかなあ「年齢的に再結成はないだろう」みたいなことが書いてあって、たしかにそう思ってた。当時はストーンズやクラプトンが70代後半で活動してたり、ボブ・ディランなんか80代でツアーやってるなんて想像できなかったもんね。
人間生きてたら、想像できないことが起こるもんだ。
ハリーとズズとジェームスが一緒にやったときは、「いやーでも、4人揃うのはないよなー」と思ってて、JOY-POPSでハリーと蘭丸が一緒になってからいよいよ「もしや…」みたいな感じだったかな。
解散のときは招待でなんとか潜り込んで、そしたら招待席って誰も立たないのね。そしたら途中でおしっこしたくなっちゃって。立ってたら絶対にそんなことないのに。途中で一回トイレに行っちゃった。ロックは座って観ちゃダメだ。あ、クリムゾンとか、プログレは座って観るか。ロックンロールはダメだ。ニール・ヤングの武道館も、『Greendale』のツアーで前半はミュージカル仕立てで、全員座ってるからすげー眠くなったし。
今回、最初の抽選外れて、「アーもうダメ絶対ダメ」ってテンション下がってたら追加席の販売が案内されて、ステージ後方席がなんとか当たった。自分の席からだと、ハリーと蘭丸の上半身しか見えなくて、ジェームスとズズの演奏姿はまったく見えなかった。退場時にちらっと見えただけ。まあこういうコンサートは、その場にいることに意義があるって感じでそれだけでよかったよ。
今日は17時開演予定。最後の注意アナウンスから客のテンションがぐんぐん上がって、ほぼ定刻で客電が落ちた。1曲目は、「あれかなこれかな?」と3っつほど予想してたところ、全然違って『チャンドラー』からスタート。まったく予想外。
解散ライヴって、CDになった『LAST LIVE』を聴くと、ちょっと寂しいんだよね。今回は、ずっと待ってたファンのテンションもあるし、楽しい空間だった。解散のときは噛みしめるって感じで、無条件に騒ぐみたいな気にはならなかった気がする。逆に今日はハリーと蘭丸のちょっとしたしぐさに「おおー」とか「ぐぉー!」とか場内が唸ってた。
なんと新曲1曲ありつつの、17曲。蘭丸とジェームスが1曲ずつ歌ったし、あの曲もこの曲も聴けたんだけど、でもよく考えたらあれもこれもやってない!っていうか『Boys Jump The Midnight』やらなかったよ!絶対に最後やると思ってたのに。最後は『TOKYO JUNK』でした。
演奏終了後に、垂れ幕が落ちてきて、自分の席からだと上半分しか見えないので「何?」と思ったら…
秋のツアーが発表されたのであった。『Boys Jump The Midnight』は、そこで聴け!ってことかな?
とにかくねー、4人がその場にいたんだよ。ジェームスはシャケ関連のサポートで何度も観てたけど。4人が集まって、日本武道館360度満席だよ。チケット危なかったけどなんとか観られたよ。人間、生きてるといいこともあるよな。