ジェフ・ゴールドスミス日記

ファッションとグルメ以外のこと。

チョコクロワッサン日記

ROLL-B DINOSAUR / SUE (2017)

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1stを聴いた時点では、バンドを名乗ったからには続けばいいけど実際どうなのか?と思ってたら、2年弱経って新作が出た。よかった。

冒頭、『Neverending Dream』でいきなり、良い意味で裏切られた。こうくるとは思わなかった。ハード・ボイルドで緊張感のあるロック。これは良い。前作で、せっかくユカイと織田哲郎が組んだんだから織田哲郎節をもっと聴きたいと思っていたところ、俺の知る範囲の織田哲郎節…ではないがかなりフックの効いた、ユカイのレッド・ウォーリアーズとも違う、楽器隊各メンバーのキャリアとも違うカッコいいのが出てきた。ユカイと織田哲郎が組む必然性がこの曲ではっきり見えた。

それに引っ張られて、横ノリロックンロール、フォーキーな曲も前作よかキャッチーに聴こえる。あとは、ベテラン、プロフェッショナルな人たちが持ち寄ったスキルが、各自世に出たときに組んでたバンドとか、そのマジックをどう超えるか…いやそこは世界を見回しても超えるってのはなかなかないんだけど。ここで結集した音楽スキルと、20代でデビューしたときのスキルって物凄っっっく差があるはずなんだけど、バンド・マジックって不思議だなあ。若くてルックスがいいとか、タレント性とか差し引いて純粋に音楽のみを切り取っても、はじめにブレイクしたときって何かがあるんだよね。

それはそれとして、ラストの『DIRTY OLDMAN BLUES』は、『ヤングマン・ブルース』にかけてんのかな?それの、ザ・フーがやってるヴァージョンと、あとレッド・ツェッペリンがやってる『死にかけて』みたいな感じもあって、あーこの使い方は思いつかなかった!と思いました。

とにかく、2枚目が出て、1枚目をちゃんと超えてたので良かった。

 

 

 

SUE

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