ジェフ・ゴールドスミス日記

ファッションとグルメ以外のこと。

前髪切りすぎた

2016/3/10 The Birthday / BLOOD AND LOVE CIRCUS TOUR @ Zepp DiverCity Tokyo

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と、いうわけでThe Birthdayのライヴを観た。去年から続いてた、アルバム引っさげてのツアー最終日ということで、クソ熱かったなあ。うっかり、いい番号のチケット取れちゃったから、かなり前の方にいたんだよ。3月になって暖かかったり寒かったりの、昨日はクソ寒い日だったから防寒キメて行ったらライヴ中、会場内は超熱かった。

アルバムと同じく、『FULLBODYのBLOOD』から始まったライヴは、すべての楽器同士がもうガッキンガッキンとハマりまくって客は暴れざるを得ない感じで。俺の近くに外国の人がいて超ノリノリだったな。フジロックから流れて来たんかな?彼らに、The Birthdayのロックンロールってどう聴こえてんだろうか?

チバ&キュウの2人は…俺20年ぶりか!やあ!久しぶり!相変わらずふてぶてしいな!変わってない。根本は変わってないんだけど、前観たときから20年経ってて、その間に取り込んだロックンロールを噛み砕いて惜しげもなくペッペペッペと吐き出してるからクソカッコいいんだよね。

初めて生で聴いたハルキのベースは、すげー歌ってる感じで最高だった。ベースが歌うと、ドラムがグイグイ歌いだすから気持ちいい。で、ギターのフジケンがまた最高だったな。俺がThe Birthdayを聴くようになったのって、フジケン加入後の作風、その風通しの良さがあったからだもの。マイクスタンドのディレイがセットされてて、発信プレイがね。発信とかワウのトリッキーなプレイがアクセントになってて。随所に発信、ワウ、発信発信、ワウワウワー!うわーーーーーーー!ってなったな。前はイマイが風変わりなギターでフジケンはスタンダードというかオーソドックスと思ってたんだけど、オブリガードの入り具合とか、ワウを踏むのがここから始まってここまでみたいなタイミングとか、けっこうヘンテコで、そこがバンドのロックンロールを一筋縄ではいかぬ風にしてんのね。

一個前のアルバムからやった『SAKURA』は、当日の気候から、「春はどこに…行…ちゃったんだろうねぇ…」ってMCから入って笑いを誘ってた。そんなこんなで、ライヴは進む。どの曲、どのプレイも素晴らしくて、バンドの完成度は超ド高く、客との関係性もあまりに完成してるから、実は自分がその中に溶け込むのはなかなか難しかったんだよね。曲は全部知ってるんだけど。バンド結成10年で、フジケン加入からも既に5年経ってるし。場内で俺だけ一見さんストレンジャーみたいに思えて。そんで、アンコールでチバが髪型をオールバックにして出てきて、「???」と思ったら、ツアー最終日ということでカヴァーやるって。演奏したのはダムドの『ラヴ・ソング』だった。髪型そーゆーことか!!その、ダムドのカヴァーでなんか、「ああ、俺も仲間に入っていい?」って気分になった。って、べつに俺は70年代のリアル・オリジナル・パンクスじゃないんだけど!パンクスだったためしもないぞ!でもそれがあったから、オープニングから本編までの時間もきちんと昇華された。結果として、ライヴに入りこめた。

 

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BLOOD AND LOVE CIRCUS(初回限定盤)(DVD付)

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