ジェフ・ゴールドスミス日記

ファッションとグルメ以外のこと。

悪魔なカンナ

ROLL-B DINOSAUR / ROLL-B DINOSAUR (2015)

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織田哲郎が、ロックンロールをやりたくて、ダイヤモンド☆ユカイを誘ったROLL-B DINOSAURのアルバムだ。12月に出たのに、気付かなかった!結成したのは知ってたんだけど。アルバムはいつ出るんだっけなー?と思ってたら、もう出てたよ。

織田哲郎とユカイといえば、レッド・ウォーリアーズ解散後にユカイがソロ・デビューするときに、シングル『DIRTY HERO』の作曲を織田哲郎が担当したんだよね。今回、自身がヴォーカリストでもある織田哲郎がギタリストとしてユカイと組むって組み合わせ。ドラムが、LINDBERGのcherryで、LINDBERGは去年、肉ロックフェスでレッズといっしょだったな。意外だったのが、もうひとりのギター、GUNIW TOOLSのASAKIと、ベースがFUZZY CONTROLのJOEってメンツ。GUNIW TOOLSってゴスでインダストリアルでみたいな感じゃん。それとFUZZY CONTROLってあのバカテクトリオじゃん!って。

音を聴いてみると、50代が3人いるバンドでここまでやるかっていうハイテンションで、ユカイも近年になく吠えてるなあ。だから、織田哲郎のロックンロール欲求ってよっぽどだったんだなあって。一曲、アコースティックがある以外は、ほとんど押し引きがなくて、押し押しの連続。首謀者の織田哲郎に加えて、ASAKIもロックンロールの曲を書いてる。歌詞は織田哲郎とユカイ。織田哲郎は職業作家ってスタンスじゃなくて、メンバーとしてユカイのキャラを想定して作ってて、筆が軽いというか、楽しんでるっぽい。

欲を言えば、DIRTY HERO』的な、もっと織田哲郎節のポップ・ロック・チューンも聴きたいんだけど。それだと今回のコンセプトを違うのかな?

レコード会社との契約がどんな形態か知らないけど、それと個々の活動をかかえている人たちだけど、このアルバム1枚と1回のツアーだけじゃなくてもっと続けるのかな?バンドのインタビューでも度々出てきた、ロックンロールのロックとロール、そのロールって、音のニュアンスでもあるし、それに加えて続いてこそのロールだと思うんだよね。

 

 

ROLL-B DINOSAUR

ROLL-B DINOSAUR