セイント・ヴィンセント / ストレンジ・マーシー （2011）
St. Vincent / Strange Mercy
おれは久々にぶっ飛んだぜ。ブッたまげた。といってもリリースが2011年だし、1枚目のアルバムが出たのは2007年だから、今ブッたまげてもスゲー時差があるな。俺が知ったのはさっきだよさっき。人間、死ぬまで勉強だなあ！
なんで知らなかったかというと、2000年代になると俺が年取ったから、以降の新人って俺の錆びたアンテナに引っかからないんだよ。逆に、なんで今知ったかというと、Youtubeで、エフェクターのレビュー動画観てたら、いつの間にかこの人のライヴ動画にたどり着いてたんだよ。なんでエフェクターからそっちに行ったんだろう？
まあギターが凄くて、ブッたまげた。ロック・ギターにもいろいろあるけれど、こっちのベクトルに凄いって凄いな。こっちってどっちか？ってことだけど、まあこっちの方。スタジオ・アルバムで聴くと、洗練されてアートの方に寄ってる感じだけど、ライヴだと奇妙な振り付けもあるし、アヴァンギャルドなギターがもっと前面に出てて凄い。
たまーにロックの中から、ロックのフォーマットをぶち壊して出てくる天才っていて、俺の好奇心の扉がまだ開いてた90年代でいうと、ベックとかビョークとかそんなところか。その2人も、この人も、好んで毎日聴くような音楽じゃないんだけど、好みを超えて凄いと認めざるを得ないって天才はいるよねやっぱ。人間、死ぬまで勉強だなあ！
