ジェフ・ゴールドスミス日記

ファッションとグルメ以外のこと。

わたし

2015/12/19 / The Willard /Merry Xmas & Hold Up ! Wonderful Friend - 33rd raid & GEWF 30th anniv. -@Shibuya O-WEST

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と、いうわけでウイラードのライヴに行ってきた!

今回は、かの名作アルバム『Good Evening Wonderful Fiend』のリリースから30周年つうことでそれにちなんで『Merry Xmas & Hold Up ! Wonderful Friend』ってタイトルのライヴだった。“Fiend(悪霊?悪魔?)”をもじって“Friend(ともだちんこ)”になってて。はじめにオフィシャルHPじゃなくて、どこかの音楽ニュースサイトで目にしたときは誤植かと思ったぜ。

物販は、いつものTシャツだけじゃなくてポスターもあるっつうんで、じゃあちょっと早めにO-WEST入り…と思ったら、あ!すでに開場してる!そうだ今日は深夜の第二部があるため、30分前倒しだった!まあふつーにポスターは間に合って、終演後の引換券もらって入場できたんだけど。なんか俺、二部があるときはけっこうこの間違えしてるな…人生死ぬまで勉強だなあ!

デッド・オア・アライヴとかの曲がかかってる場内で、今日はどんな構成で来るのかと考えながら開演を待つ。「一応記念的な公演だからGEWF収録曲をやるだろうけど、全曲、同じ順番でやったりしないよな…LP1枚分だと全部やってもライヴ本編の長さに足らないよな…クリスマス・ソングはどうするんだ?」とかいろいろ思いを巡らせていた。ただボーっと突っ立ってるだけに見えて、俺だってあれこれ考えてんだよ!

SEでストーンズの『We Love You』が流れて、「ふ、ふつうだ…」と思ったらそれとクロスしてサイレンの音が鳴り響いた。サイレンつったらアレか!『Vanguard』から始まった!アルバムどおりの『Jolly Rogers』からじゃなかったな。おそらく、客の誰もがウイラードの音源中、一番聴いてるアルバムからのナンバーが立て続けなので、いつもよりフロアの前へ前へが凄い。凄かったと思う。たぶん。知らんけど。だって俺もいつの間にか普段の位置よか前へ流されてたから。

 GEWF連投の後は他のアルバムから、それとカヴァーも2曲交えつつといった感じでライヴは進んだ。GEWFの全曲をやったわけじゃないんだよね。それは残念だけどまあいいか。アンコールでは、CasinoとKlanが使ってたリッケンバッカーのベースが登場したし。いやCasinoが弾いてる姿って実際目にしてないけど。とにかく由緒ある楽器が出てきたよ。

GEWFって誰んとこから俺に来たんだっけなあ?高校んときはダビングしたカセットテープで聴いてたんだよ。その後、最初期ぐらいのCDを手に入れたのは、御茶ノ水ディスクユニオンだったっけかな?世界観が圧倒的で、物語の舞台から出られなくなるんだよね。昨日、会場にいた人はみんな、30年間あの世界に入ったままなんだ。いや知らんけど。俺も、コロムビア時代の途中から音源追えなくなって、ライヴも行ってない時期があったけど、GEWFはことあるごとに聴いてたし、あの非現実世界の引力は凄いんだよ。みんな海賊船で西へ向かったりサイレンに追われたり、夜を徘徊したりするでしょ?30年前の、若すぎるJunのストーリーテラーぶりと、熱量は恐ろしい。30年後に、こうして向き合えるってのはいいよね。

いいよねーー。