ジェフ・ゴールドスミス日記

ファッションとグルメ以外のこと。

カラダ・イデオロギー

Red Warriors / Swingin' Daze (1989)

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レッド・ウォーリアーズの、とくに1989年解散までのアルバムについてはいつかちゃんと書こう、ちゃんと書こうと思いつつまだ書けてなくて、今日も欠けなそうなので、当時のラスト・アルバム『Swingin' Daze』の、音楽性や内容についてはやめといて、ギターのことだけ。

80年代レッズにおけるシャケのギターは、ピックアップが1シングルのみのビル・ローレンスでストラト・タイプでもアームは使わないって特徴があって。90年代の再結成時には、フェンダーストラトキャスターがメイン・ギターになって、アームを頻繁に使うし、あとワウ・ペダルをかなり使うようになっていた。ライヴで、元々ワウの入っていない旧曲にも使っているので、印象としては多く感じる。

その片鱗が見えるのがこの『Swingin' Daze』で、『Sweet Red Flower』の一部でアームを使用。『Dance Macabre』と『Sister』でギターがワウワウと、鳴っている。

で、『Dance Macabre』はおそらくクライ・ベイビーを踏んでると思うんだけど、『Sister』はペダルじゃなくて、トーキング・モジュレーターなんだよね。あの、歌うマイクの横っちょからホースが出てるやつ。当時はまだ、これからワウのサウンドをどう扱っていくかがそんなに明確じゃなくて、試行錯誤だったと思う。実際、雑誌『バンドやろうぜ』のインタビューで、シャケはインタビュアーに相談してんの。トーキング・モジュレーター使用のギター・フレーズを、あまり練らないでスタジオ入りして、延々と弾いていたらあのホースから口に入る風圧で声が出なくなって怖かったとか。ライヴで演奏するのに、クライ・ベイビーでも同じような効果出るかなとか聞いてて。このインタビューでのやりとりが、もしかするとその後の方向性に何%か影響してると思ったらなんか面白くて。

まあ今日はそんなところ。

 

Swingin’ Daze

Swingin’ Daze