ジェフ・ゴールドスミス日記

ファッションとグルメ以外のこと。

ヘブンズバーガー

DEAD END / ZERO (1989)

通算4枚目、メジャーから3枚目のアルバムで、これを最後にデッドエンドは解散するわけね。デッドエンドって、インディーズの名盤『DEAD LINE』で、異形のメタルとして出てきて、もう完全に脱メタルといった感じの本作まで、ずっとメタルじゃない何かのプロトタイプだった気もする。デッドエンドの試行錯誤を引き継いで形にしたのが後のヴィジュアル系シーンで。っていうと語弊があるけど超ザックリ言うとそんな感じで。

音楽性もさることながらサウンド・プロダクションも、「この突然変異的なロックをどう鳴らすか?」って、試行錯誤に終始した印象があるのね。岡野ハジメがプロデュースした後期2枚でも、どこかプロトタイプ感があるんだよなあ。それが一気に完成品と化したのが、20年ぶりの再結成アルバム『METAMORPHOSIS』で、ジャパメタ、ヴィジュアル系、さらにその後とシーンが回ったら、昔デッドエンドがくっ付けようと試行錯誤した様々な要素が自然にくっ付くような手法が出来上がっていたと。

そういえば『METAMORPHOSIS』についてまだ書いたことなかったな。