ジェフ・ゴールドスミス日記

ファッションとグルメ以外のこと。

If I Were A Bell

自治会長である俺は新しく越して来たボビー宅を訪問した。全世帯で実施される排水管清掃の連絡がちゃんと伝わっているか確かめるためである。

玄関をノックしたら、中から「ダレ?ダレー?」と声が聞こえた。俺は「ワタシハ、ジェフデース。カイチョウデース」と名乗った。

ドアが開いて黒人のおっさんが出てきた。おっさんか?俺より若い?黒人の見た目年齢はイマイチ分からないな。とりあえず警戒はされていないみたいだ。回覧で回した英語の告知、同じ物を持って「コレ、シッテマスカー?エー、パイプ、クリーニング、クリーニング」とかなんとか日本語と英語でツギハギして話したら「イエース、イエース」となった。清掃の日どり、"明後日”を英語でなんて言うのかがとっさに出なくて「えー、えー…(あさってって何だっけ?あさって…あさっては…なんキンタマすだれ?)えー…えー(デイ・アフター・トゥモローが出ない)」となってたら、逆に「アサッテネー!」と言われてしまった。「ヒルマハ、イルカラネー、オーケーネー」

まあなんとか、排水管清掃のことは伝わったなと思ったら、「シャワーネー、ウチチョットダケネー、シャワーネー」と言ってきたので、「パイプのクリーニングは、シャワー違うねー。関係ないねー」と説明していたが、どうもそのことではなくて、シャワーの水圧が弱くて困っているらしい。なるほど。「チョットミテネー」となって、何故か俺は初対面の外国人宅に上がりこんで、風呂場のシャワーを点検することになった。自治会長ではあるけど…ガスと水道の知識は持ち合わせてないぞ。寒い時期にガス量の調整が小だと、温度調整と兼ね合いでチョロチョロだぞ。でも出してみるとそうでもなかった。言うほど弱くない。元々こんなもんだよ?とりあえずここに入居する際に手続きしたところにTELしてみ?と言った。解決になってない。まあそりゃそうだ。

これが彼とのファースト・コンタクトだった。後日いろいろあるが今日はここまでだ。