ATASHI≒WATASHI - ジェフ・ゴールドスミス日記

アリス・イン・チェインズ / ライヴ（2000）

うーーーーーーーむむむ…

これはけっこう微妙な位置にあるライヴ盤なんだよね。初期から後期までの音源が並んでて、選曲は全キャリアのベスト的でもあるから、内容自体はいいんだけど。バンドが停滞というか、どうもこりゃ動きそうもないしバンドは終わりっぽいなってときのリリースだからなあ。レーベルとの契約消化的な。で、当時の体制で活動再会がないまま、レイン・ステイリーが死んでしまったし。もしバンドの状態が良好なときにリリースだったら、同じ内容の作品でも印象がだいぶ変わったろうなあ。

そういった意味で惜しいライヴ盤だけど、曲に罪はないし、演奏は概ね悪くない。後期はレイン・ステイリーの健康状態が声に出ちゃってるのは残念。

今現在アリス・イン・チェインズのライブ盤といえばこれと『アンプラグド』だから、エレクトリック、ロック・サイドのパフォーマンスを聴くのはこれしかないんだよね。