ジェフ・ゴールドスミス日記

ファッションとグルメ以外のこと。

カンパニュラの憂鬱

吉川晃司 / MODERN TIME (1986)

 

『LA VIE EN ROSE』の次って、これじゃなくて『INNOCENT SKY』じゃん。おい一枚抜けてるぞ。だって、それはレンタル待ちだから…

 

順番にやんないと話進めんのが難しいな。曲が8ビートのロックから、ダンス・ミュージック寄りになってきて、アレンジが洗練されて。全編曲が後藤次利なんだよね。それが効いてる。当然ベースがビンビンと鳴ってる。…んだけど、ゴツグ参加って前作からなんだよ!話が前後すんじゃないか。

デビュー時に「すげー、新時代のスターだ、新種だ」と思っていたのが霞むほどスタイリッシュ。これを聴いてから一枚目聴くと、あれ~っ?と思うね。

前作の、作詞のみ一曲収録でスタートした自作曲が劇的に増えてて、特に『サイケデリックHIP』(作詞・作曲とも吉川)なんて、もうとんでもなくカッコいい!尖ってる!全曲中、一番の個性を放ってるんだよ。ギターは布袋なのかな?後藤次利のアレンジ力も貢献度高いだろう。それもありつつ、作曲当初から吉川の頭の中で、完成形に近い音が鳴ってたんだったら凄いな。そこらへんどうなんだろうか。で、この曲ってもしかして…デランジェの『Headlong Crazy 』の元ネタ?…と、思ったら、デランジェのデモ・テープは1985年だからこれよか前なのか。

MODERN TIMEMODERN TIME

(2014/04/23)

吉川晃司

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