ジェフ・ゴールドスミス日記

ファッションとグルメ以外のこと。

既読スルー

2014/03/06 The Rolling Stones / 14 On Fier Japan Tour@東京ドーム

 

ストーンズのライヴレポ、続きだぜ。もうこれで終わるから安心しなよ。

『ホンキー・トンク・ウィメン』の後にメンバー紹介。いつからか、ここで一番盛り上がるのはチャーリーの紹介になっていて、拍手と歓声が鳴りやまないんだよね。この日はそこでミックが悪乗りして、ステージ前方に出てきたチャーリーに対し、さらに腕を捕まえて花道まで連行、「やめろよ、やめろよ」という感じのチャーリーをもっと引っ張ると、「おいマジでもういいって!」みたいなやり取りがあって笑えた。

メンバー紹介のあと、キースの歌唱タイムへという、いつもの流れ。だがいつもと違うのは、このツアーには元メンバーのミック・テイラーが同行していて、そのテイラーがここで登場。『スリッピング・アウェイ』を弾く。この曲ってテイラー脱退後の曲だけど… キースでもう一曲、『女たち』から『ビフォー・ゼイ・メイク・ミー・ラン』。続いてはテイラー同行ツアー最大の見せ場、『ミッドナイト・ランブラー』だよ!アルバム『レット・イット・ブリード』製作時はメンバーチェンジ過渡期で、テイラーがフル参加しているわけではないので、この曲もテイラーのプレイじゃないんだっけ?でもしかし、その後繰り広げられたライヴの印象があるから、テイラーの印象が強くて、リズムパターンが次々とチェンジしていく、寄せ波引き波の複雑なグルーヴの上でテイラーがギターを弾くとかなり盛り上がる。まさか生でミック(ジャガー)と(ミック)テイラーの、ブルースハープ対ギターというバトルを体験する日が来るとは思わなかったよ。

客席との掛け合いが最高の『ミス・ユー』、ロニーのエレクトリック・シタールが「ミョ~ン、ミョ~ン♪」と鳴る『黒く塗れ』、リサ・フィッシャー大活躍の『ギミー・シェルター』。そんで、この日はここで『スタート・ミー・アップ』が来たね、そろそろクライマックスってところで。『新橋・フォー・ザ・デヴィル』じゃなかった『悪魔を憐れむ歌』はチャーリーがヘッドフォンを装着してて、機械と同期しての演奏みたいだけど、これって今までの来日公演であったっけ?俺が気付かなかったり忘れてるのかな?2000年代のライヴ映像でもヘッドフォンしてなかったり、この仕様は最近のことなのかな。どうなんだろう?

そしてそして、『ブラウン・シュガー』だよ!盛り上がる。場内テンションマックス。でももう終わりが近いよ。さあどうしよう?終わりのコールアンドレスポンス、引っ張って引っ張って!

これで本編終了。アンコールは合唱団”洗足フレッシュマンシンガーズ”との共演で『無常の世界』。このコラボレーションは事前情報として知ってたけど、思った以上に感動的だったなあ。合唱団のハーモニーとクロスするように、キースがイントロのコードストロークを入れるところなんかグッときた。嗚呼、俺も今までずっと合唱やっててよかったと思った。思ったけど、俺は合唱やってなかったよ。

オーラスは、ミック・テイラーも一緒に『サティスファクション』。大団円だよ。いや~大満足。安倍首相も満足。でも『サティスファクション』は、満足できねえ。俺たちゃ満足できねえ。どっちだよ!俺のいた1階スタンドは規制退場で一番最後なんだよ!

LEDビジョンの進化で、映像による演出が主流だからなのか、巨大バルーンなどの物理的に大掛かりな仕掛けがなかった今回の来日公演。その分、演奏とかメンバーの肉体性そのものをリアルに感じるライヴだったんじゃないだろか?70代の肉体性ってなんだよって。そういったことは若いアーティストが発するものじゃないの?でもまあ、ミックの腰は今回もよく動いたし、なんだかもう大変だよね。ライヴ行くのを人に言うとき、「チケット高いんだよ!まったく!」とぼやきながら、にやけてるっていう、「物販に何時間も並んだ!」ってことも自慢になるっていう、ストーンズに巻き込まれるってのは大変だ。

祭りは終わったよ。ストーンズありがとう!

物販駅前会場!!

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(2013/10/30)

The Rolling Stones (ザ・ローリング・ストーンズ)

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