ジェフ・ゴールドスミス日記

ファッションとグルメ以外のこと。

夢のdead body

2014/03/06 The Rolling Stones / 14 On Fier Japan Tour@東京ドーム

 

と、いうわけで、とうとうストーンズの来日公演、最終日が来てしまった!13時ちょい前、東京ドームにはせ参じる。

混むこと必至の物販。「一部商品は会場内でも買える」とか、「東京ドームホテルに設置された売り場ならメインテントより空いている」とか事前に情報を集めていたにも関わらず、現地に行ったらついメインテントに並んでしまった!つい、雰囲気に押されて…

真昼間から並んだので、待ち時間は夕方よりましだったのかなあ。でも1時間くらい待ったか。ストーンズの物販はTシャツだけで多数ラインナップされていて、その上どいつもこいつも「これ、Mサイズってどのくらいの大きさですかねえ…」「日本のMより大き目ですが、アメリカのサイズよりは若干小さいです」みたいなやりとりを売り子と繰り広げているので、会計がなかなか進まない。

で、俺は日本版を作らずに英字だけ刷られたプログラムと、キーチェーンだけを購入。チケットに1万何千円もしくはそれ以上払った上、Tシャツを全種類とか買って何万円も消費するおっさんに比べたらもう俺は超小市民。

グッズ購入を終えて、開演予定時間の18時半までかなり時間があるので、一度水道橋を離れ秋葉原へ移動し、そこで時間をつぶす。いつものようにプラモ屋とかを巡ったんだけど、そこらへんの詳しい描写はいりませんね?

そして18時頃、俺は水道橋に舞い戻り、ストーンズのライヴを堪能した!

サックスのティム・リース!!『ルビー・チューズデー』のフルートとか、『無常の世界』のイントロで「パーパーパーパーッ♪」とか、要所をキメてくれるんだよなー。素晴らしい!マルチな管奏者だ。

サックスで古参メンバーのボビー・キーズ!!キース・リチャーズと誕生日が同じということは当然70歳なんだよ。『ブラウン・シュガー』のサックスソロとか、ボビーなしでは成立しない楽曲が多数ある。あのソロって、まさに空間を切り裂くような鋭さなんだよね。

俺はストーンズを観ているのは『ヴードゥー・ラウンジ』のツアーからなので、ベースといえばビル・ワイマンではなく、ダリル・ジョーンズだよ!今回はスーツにハット、グラサンでマフィアチックな(?)ルックス。複雑怪奇なギター2本の絡みに挟まれながらボトムを確実に支えつつ、小技も挟んでくるんだ。『ミス・ユー』は大きな見せ場となるのがもう定番だね。

そんで、俺が唯一、直接相対したキーボードのチャック・リーヴェル!髭の紳士。超いい人!(20年以上前だしコンタクトなんて数秒だったから忘れたけど!まあたぶんいい人)『ホンキー・トンク・ウィメン』の間奏で鍵盤を乱打した末、最後は足をそこに乗せてバッチシキメるという、お茶目な面も見せてくれたよ。

男声コーラスのバーナード・ファウラー!バーナードが歌ってるから、キースもロニーもステージを縦横無尽に歩きながらギターを弾ける。何の曲だったかなあ…リサ・フィッシャーとの絡みが谷村新司小川知子みたいだった気がする。あと、ミックにMCでいじられたのか、ちょっと聞き取れなかったけど履いてるラメ入りのシューズがツッコまれたみたいで画像で大写しになってたな。

そして最後に女声コーラスのリサ・フィッシャー!!出演している映画、『バックコーラスの歌姫たち』がオスカーで賞を獲得し、4日のライヴ中、ミックもそれに言及したということで注目度は最高だった。基本的には必要以上に目立ってはいけない、前に出過ぎてはいけないことの多いバックコーラスだが、『ギミー・シェルター』で花道へと進み、「いい?ここから私がソロで歌うわよ?」というときのオーラは強烈だったなあ。ミックに代わって、完全にドームの空気を掌握していた。ソロパートに続いてミックとのデュオパートも最高だった。ここら辺の流れはもうストーンズライヴの定番なんだよね。『ヴードゥー・ラウンジ』で俺が初めて観たときは、セクシーおねえさんて感じだったのに、今はゴスペルおばんさんに変貌してるってのがあるけど、まあそれも悪くないか。ホントにカッコいい歌姫だったぜ。

と、いうことでストーンズのライヴ、楽しかったなあ…

ん?このレポ、続きあんのか???? ここで終わり?

“スウィート・サマー・サン“スウィート・サマー・サン

(2013/10/30)

ザ・ローリング・ストーンズミック・ジャガー

商品詳細を見る