東京タワー蝋人形館に行ってきた!
今日でファイナル。閉館なのだ!最終日に行ってきたよ!
さて困った。どうしよう…
蝋人形館の中にある展示は写真撮影OK。ネットへのUPがNG。今日でおしまいなんだからこのルールも消滅しちゃうんだけど、今回は館の意思を尊重しよう。前に訪れたときも、画像は載せてないんだよね。しばらく経って、気が向いたら載せるかもしれないしやっぱ載せないかもしれない。
もう最後ということで、今までに撮影した人形も、今回あらためていろんな角度からバンバン撮影した。毛沢東もホー・チミンも、ガンジーもガン見した。トシロー・ミフネも。そういえば前はいたのに巨人軍のON砲がなくなってたな。
そしてやはり、これを語らずには終われないロックコーナー。今回は、蝋人形だけでなくコレクションされているグッズ、ポスター類もカメラに収め、目に焼き付けた。ジミー・ペイジがいなくなって…あれ?カクタスのラスティー・デイなんて前に来たときいたっけな?カクタスの扱いデカいな! あと70年代ロック、プログレとかだけじゃなく、うっかり見てたらリタ・フォードのポスターとか貼ってあるから油断ならないよ。
さらに、最大の魔境ゾーン、ジャーマン・プログレの部屋。今更気付いたよ、今日気付いた事実。あの部屋のカーペットって格子模様になってて、それってマニュエル・ゲッチング『E2-E4』のジャケなんだ。そうだよねたぶん。気付いてよかった。そのマニュエル・ゲッチングのバンド、アシュ・ラ・テンペルのアルバム・ジャケ再現空間は健在だった。東京タワー蝋人形館が狂ってて最高だなあと思うのは、小さな子供からおじいちゃんおばあちゃんまで訪れるおのぼりさんスポットに、ロックコーナーがあってさらにジャーマン・プログレコーナーがあって、さらにさらにその中にアシュ・ラ・テンペルのジャケ再現があって、しかも再現されてる『Berceau De Cristal 』って、バンドの代表作というわけじゃなく70年代の録音から90年代のリリースまで20年近く寝かされてた音源なんだな。なんかそのチョイスのセンスが最高で笑っちゃうっていうか、まあ笑わせるためにわざとやってんじゃないんだけど。
今日9月1日でもう最後ということもあって、今まで訪れた中で一番の混み具合。いつものようにロックコーナーで「誰これ?」的な会話もあったけど、それを上回ってロックマニア的会話があちこちから聞こえた。小学生くらいのカキンチョがグッズを見て「あ!AC/DCだ!」と言ったのにはぶったまげてしまった。
出口にあるショップは、在庫がかなり減ってたな。このひと月ぐらいは今までにない売上だったのだろう。
東京タワー蝋人形館って、物事を楽しむためのアンテナが問われるというか、こんなところにこんなのがあるって面白さをちゃんと感じ取れるかどうかが重要で、たまたまデートで入っちゃって「ナニコレシラナイ」みたいな四六時中クチが半開きな人間はダメだと思うんだよね。俺だって一番はじめに行った頃はジャーマン・プログレ関係だと名前をちょっと知ってるってぐらいだったし。でもその空間の歪みが最高じゃん。と思えば逆に吉田茂とか、地雷撤去のときの恰好したダイアナ妃とか目が離せなくなるじゃん。やっぱクチが半開きの人はいかんよ。 バイト先の冷蔵庫に入ったりパトカーの屋根に乗るのは、モラルどうこうってのもあるけどそれ以上にクチが半開きなんだよね。方向性的に。
そんな、最高のスペースだった東京タワー蝋人形館。ありがとう!蝋人形館!存在として一番シンボリックだったフランク・ザッパにもお別れ言ってきたよ。
もうすっかり、リアル店舗でCD買うのご無沙汰になってた俺だけど、今日は最後の来館記念に、クラウス・シュルツェのライヴ盤を購入した。そんでマニュエル・ゲッチングのフライヤーもらった。
![]() | Big in Japan:
(2011/04/19) Klaus Schulze |