サヨナラの橋 - ジェフ・ゴールドスミス日記

Gun / 0141 632 6326 (1997)

ガンの出したアルバムに関しては、以前書いた3枚は90年代にその存在を知っていた。で、これは97年に出たのを知らなくて、最近のネット事情、ネット通販事情の充実よって知ることとなった。

最高傑作で、一番のセールスを記録した『スワッガー』の次に出たこのアルバムを最後にガンは解散（2008年に再結成）。

この度入手して聴いてみると、前作までの作風と違っていることが分かった。曲のバリエーションは増えている。そしてギター・リフで押す曲に代わってファンキーなカッティングが多くなっている。ハード・ロック色が薄くなった。どれも悪い曲ではないんだけど、なんとなく前よりは売れないだろうなあというのは感じる。アレンジのスキルが上がって、大人のバンドになるのと同時に、その役割を終えようとしている感が出ているんだよね。

その流れ、作風の変化がが悪いかというと、そうとも言えなくてバンドとしての必然という気もする。前作をピークとして、バンドが一度終わるのは避けられないんだなあと思う。

各曲のクオリティは低くないんだよね。ただ諸々の状況を反映するように、ジャケのデザインはダサいね。そーいうのって比例すんだよね。