Hior Chronik / Unspoken Words (2011)
先日、西荻窪のCDショップ“雨と休日”で薦めてもらい、購入したギリシャ人アーティスト、ヒオール・クロニックの2ndアルバム『Unspoken Words』です。 この音はアンビエント・エレクトロニカというんでしょうか。
これは、これからの季節に合う音楽ですね。冬の、深々と冷え込んだ朝に聴きたい音です。快晴の日ではなく、冷え切った曇天の朝に聴きたい。そんな物憂げなトーンのアルバムです。
少ない音数で繰り返すピアノ、それに重なる電子ノイズ、いくつかのヴォーカル・トラックなどの要素が作用しあって、独特の空気感を形成しています。安らぎというよりは、ちょっと不安にさせるような旋律で、でもその先を覗いてみたくて、歩を進めてしまうような魅力があります。
 | Unspoken Words
(2011/11/16) Hior Chronik、ヒオール クロニック 他 |