ジェフ・ゴールドスミス日記

ファッションとグルメ以外のこと。

ロマンス・プライバシー

Red Wrriors / 今世紀二日間のみのFFINAL SESSION

 

ただいまーーー!レッド・ウォーリアーズの解散ライヴから今帰ったところだ!西武球場で見納めかと思いきや、大人の事情含め決まった、最後の最後。武道館2デイズの2日目だ!前にも書いたけど、西武球場は『Swingin' Daze』 のコンセプトに沿ったステージ・セットとか衣装だったので、バンドのキャリアを総括するようなラスト・ライヴは必要だよね。やっぱし。

で、ライヴを観た帰りがけ、乗り換えた北千住で、東武線に轢かれちゃって、かなり記憶が飛んでるんだけど…

なんとか友達と2枚のチケットをゲットしていた俺は、現地の、場内で集合ということになっていたので、一人で武道館に向かい、その前で開場時間を待っていたんだよ。日が暮れて、雨が降ってきちゃって。傘を持っていなかったので、雨に打たれながら開場待ちの列に並んでいると、前にいたカップルが傘を貸してくれたんだよ。そのカップルは二人で一本の傘に入って。「ありがとうございます」と心から言ったよ。そしたら、武道館の中からリハーサルの音が漏れてきて、建物の外壁越しに聴こえるモコモコした音に耳をダンボにしていたら、ギターのアルペジオと「ドドン…」ていうバスドラで、そう『GUERRILLA』が聴こえてきたんだよ。「うわーGUERRILLA『』やんのか!」って。ユカイの声は聞こえなかったな。ヴォーカル抜きの演奏だったのかな。ネタバレなんだけど、レッズはある時期から、初期のビート・ロック的なもの、日本人の感傷に訴えるようなメッセージの曲を冷遇していったので、『GUERRILLA』とか『OUTSIDER』は封印してたんだよね。『ルシアン・ヒルの上で』だって「失敗作」とか言っていたし。だから武道館の中から『GUERRILLA』の音が漏れてきたのを聴いたら嬉しかったね。

オープニングが『Mr.Woman』で。解散ライヴの一曲目でオカマに騙されたブルース・ナンバーをやるとは。このセンスはさすがだね。

そして、ファンの人気と裏腹にずっと距離を置いていた『OUTSIDER』もやって。たまらなかったね。たぶん本人たち、というかシャケはやりたくなかったんだろうけど、最後のファン・サービスだね。

そうだ!クライマックスといっていい『バラとワイン』で、客の一人がステージによじ登りやがって。警備員に取り押さえられてたな。最後にそーいうことすんじゃないよ!ばか!

レッズの終わりを見届けて、なんか友達と二人で歩いたんだ。いつもは当然のごとく、武道館の帰りは九段下から電車に乗るんだけど、どこだっけ?神保町かな?竹橋かな?小川町とかじゃ遠いよな…なんせ記憶が飛んでるもんでちゃんと思い出せないんだけど、歩いたんだよ。強かった雨はほとんど上がって、霧雨のようになってて。最寄りじゃない駅まで歩いたんだ。なんでだ?青春だからか?さっきのことなんだけど、何で歩いたんだっけ?

レッド・ソングス ~ベスト・ソングス・コレクションレッド・ソングス ~ベスト・ソングス・コレクション

(1995/06/21)

レッド・ウォーリアーズ

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