バート・ヤンシュ・アンド・ジョン・レンボーン / 華麗なる出会い (1967)
Bert Jansch & John Renbourn / Bert & John
渋谷陽一の『ロック ベスト・アルバム・セレクション』の中で紹介されていたのを見て以来、20年以上ずーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっーーーーーーーーーーーーーーーーヽ(*´∀`*)ノーーーーーーーーーーーーーっと気になりつつも、聴きそびれていたこちらのアルバムを、やっとこさ購入したのであった。
英国トラッド・フォーク独特の空気感を存分に感じられるアコースティック・ギター・デュオ・アルバム。なんか、聴きようによっては、コードとスケールの関係性をなんとなく覚えたての高校生が、部屋の中で好き勝手にセッションしているような、野放し的なプレイ合戦にも聴こえるし、かと思えば突如としてバキっと互いのフレーズがアクロバティックにかみ合ったりして、なんとも不思議な感覚のアルバムだった。
二人が後に結成するペンタングルの方が、ポップスのパッケージとして完成されていて、聴き終わったときの満足度が高い気がする。しかし、こちらの作品は、骨格がむき出しというか乱暴で危ういところもあり、全曲聴き終わって「あれ?これで終わり?」と思うような感じだが、何故だかその後何度も何度も聴きたくなる、そんな魅力があった。
一聴すると素っ気無いようなアレンジの隙間に、何かが聴こえるんじゃないかと、ついついリピートしてしまうのかもしれん。
っていうかさあ!
うわー!バート・ヤンシュって、今年の10月に死んじゃったのかよ!今日、ロッキング・オンを立ち読みして初めて知ったよ!
アルバムを買う時点では知らなかった。
…合掌。
Bert and John
(2008/03/12) Bert Jansch |