プロング / クレンジング (1994)
Prong / Cleansing
先日書いたヘルメットに続いて、またしても1994年もののラウド系ミュージックだばばよーん!
わーい1994年最高!
ザクザク、ゴリゴリしていて、機械的なビートも導入したグルーヴがキモチイイ!これでもかってくらいに機能的っていうか、分りやすくツボを刺激してくる作りになってるんだよなあ。ただ、機能的な音楽ってのは諸刃の剣と思っていて、「ラウド・ロックであることを目的としたラウド・ロック」とかになってしまうと魅力半減。Kornの2ndアルバムがヒットした以降に出てきたミクスチャー勢とか、メロディック・ハードコア・パンクが“メロコア”と略されるようになってからのバンドってのはやっぱどうもつまんない。「止むに止まれぬ衝動でそういう表現になった」っていうのがないと、いくら分りやすいヒット・ポイントがあってもダメなんだよなあ。その点プロングの、このアルバムはその境界線の“こっち側”の存在として表現が成立しているし、それでいてフックも効いているので良いのである。
発売当時、輸入の限定盤にはライヴの模様を収めたVHSが付いていて、それを職場のモニターで、我々アルバイトの面々が毎朝開店前にみんなで観ていたのだ。はぁー!なーつかしーですね。
Cleansing
(1994/01/25) Prong |