ヘルメット / ベティ 1994
Helmet / Betty
いやー、最近なんか振り返ってるんだけど。いや俺のメンタリティは基本、振り返ってばっかなんだけど。まあそんなことはいいとして、振り返ってみると1994年て、オルタナティヴ・シーンでいろいろと良いアルバムが出ているんだよなあ。
カート・コバーンが死んでひとつの時代が終わったんだけど。同時に成熟したオルタナティヴ・シーンから、それぞれバンドのキャリアで傑作とされている作品がけっこう出ている気がする。「気がする」と書いたのは、もちろん個別にあらためて調べるのがメンドクサイからだよ。いつものごとく。
実際に面白いのは1990年かもしれないし、1991年かもしれないんだけど、自分がCD屋で働き始めた年だから印象深いんだよね。
そんな1994年の1枚、ヘルメットの『ベティ』は、水が染みこまないような硬質で無機質なギターサウンド。トンカントンカンと、なんか工事現場の杭打ちみたいなグルーヴ感が発する魅力があるぜ!って、なんだそりゃ。
ベティ
(2006/05/17) ヘルメット |