ジ・オールマイティ / パワートリッピン (1993)
The Almighty / Powertrippin’
ジ・オールマイティ / ジャスト・アド・ライフ (1996)
The Almighty / Just Add Life
今を遡ること十何年前、当時仕事でけっこう触っていたけど、だからこそ自分で買って聴くってことをやりそびれていたバンドってのがけっこうあって、そのうちのひとつがこのジ・オールマイティなのである。
で、なんで今さら聴いたかつうと、そりゃアンタ、秋葉原のブックオフでやってた超安売りで見つけたからだよ。なので今最近は、財布に優しい超デフレ価格で1990年代中盤辺りの中古CDアルバムを見つけたりすると、つい買ってしまう自分がいるであります。
ファンの間だと、発表順で俺が買った『パワートリッピン』と、『ジャスト・アド・ライフ』の間に位置する、『クランク』が最高傑作とされていると思うんだけど、それはセールで見当たらなかった。
このバンドはアレね、演奏のカッチリ感はメタルで、でも過剰な泣きとかテクニカルなギター・ソロはなくて、そういった部分ではパンク寄りな気もするし、当時のグランジ、オルタナティヴ勢とも感触が違う。つまるところ、メタルとパンクを通過したロックンロールなんだぜ。といったところなんだろうか。
エッジは立ちつつキャッチーで…比較対象にしていいのか分んないけど、ワイルドハーツのようなポップ感ではなく、キャッチーではあるけど、もっと不器用というか武骨というか。
あ、あれだな『ドカベン』で、その中でも野球が始まってからじゃなく“柔道部編”みたいな感じだな。たしか山田太郎が、何かのトラブルに巻き込まれて、無抵抗のまま竹刀でブッ叩かれまくるってエピソードがあって、無抵抗なんだけどずっと耐えてるから、叩いてた相手がぶっ倒れてしまったっていう。って、あったよね?たぶん。
そんな感じの曲調なんだよね。
…って、何だそれ。
いや単に、この例えを使いたくてこの記事書いただけだったりして。
大丈夫?言語感覚おかしい?みんなついてきてる??
パワートリッピン
(1993/05/02) ジ・オールマイティー |
ジャスト・アド・ライフ
(1996/03/13) ジ・オールマイティー |