『イカとゴーヤの醤油炒め』
<材料>
イカ 60g
はんぺん 1/2枚
ゴーヤ 1/4本
ピーマン 小1個
なす 1/2本
醤油 小さじ1杯
塩 少々
コショウ 少々
<作り方>
日本の季節でどれが一番好きかと問われると、「それは秋」と私は答えるだろう。しいて言えば秋で、春も夏も冬も好きではある。
春には寒さから開放される喜びがあり桜が咲く。夏は夏祭りや花火大会がある。お盆あたりの空気感も好きだ。冬は年末の喧騒、年始の新たなスタート感も好きだ。ただやはり夏と冬は寒暖のピークであるため肉体的に酷だ。夏と冬はドカンとそこに居座る感じがある。それに対し春と秋は通り過ぎていく儚さがある。
お盆を過ぎたあたり、まだ夏がそこに居座っているころ、朝晩の空気が変わって過ごしやすくなるのを感じる。遠くに秋の気配を感じる。嬉しくなる。小学生の頃は夏が終わってしまうのがたまらなく悲しかった。いつの頃からか、佃煮やお新香が好きになるように、それが変っていった。いや単に、長い夏休みがあるかどうかの違いだったりして。
そして、洋服屋に濃い色めのチェック柄ネルシャツなどがバっと展開されるのを見ると、何故だかタマのあたりがキュっとする。あの雰囲気が好きだ。
しかし、最近だとユニクロなどでは「これから本格的に暑くなるぞ」っていうときから、ダウンジャケットをドバっと店頭に並べたりするのでガビーンとなったりもする。