―前回のつづき―
お雑煮の作り方もマスターしたし、「年越しそばを食う練習もしたし、これで年末年始を迎える準備は万端だぜ」
…と、思ったら、食後血糖値がメチャクチャ上がってしまった。
主食の指示量を守って、計算したのに。
数値上、カロリーでも、そして炭水化物の量も適正だ。何故か?どうもGI値の関係だな。
でも…正月は餅食いたい…餅食いたい!!
いろいろ試してみよう。
まず、雑煮の餅を3個から2個に…
だめだ。また超上がってしまった。
じゃあ、おくら、納豆、大根おろしの、ネバネバと食物繊維連合軍で血糖値上昇を抑えてみよう。
だめだ。まだ高い。
ほんじゃ、餅を1個に減らして、計算上の適正量で食べると100%低血糖を起こすくらいGI値の低いパスタとシェアしてみよう。
これもダメ。ガーーーーン!!
このままじゃ餅がまともに食えない。
よし、ただ単に餅を1個半にしてみよう.
うわーーーっ!!またダメだ!!
じゃあ、とうとう餅1個だ!(磯辺焼きにチーズっつうのが好きなんだ!俺は!!)
やったーーー!!正常値!!
バッチシ!!
これで正月を正々堂々と迎えられる!!
…つうか、1個かよ。
餅…1個…
餅で死ぬわけにはいかない。しかも喉に詰まらせるでもなく、食べる個数で。餅を、餅を1個しか食えない。しかし、このままでは終われない。私は、この現状にひとり、反旗を翻すのであった。
―つづく―
サライ 2011年 01月号 [雑誌]
(2010/12/10) 不明 |