ジェフ・ゴールドスミス日記

ファッションとグルメ以外のこと。

ナイン・タイプス・オブ・インダストリアル・ポリューション

世界糖尿病デー記念『そのとき!!…何が起こったか』

11月14日は“世界糖尿病デー”だよ!インスリンの発見者、カナダの医師、フレデリック・バンティングの誕生日らしいよ。

あ!ごめん!最初に言っておくが、今回のエントリーは書き出したらどんどん長くなっちゃって、1週間分(全7回)の記事、しかも、長文になっちゃた!まあ興味ない人は今日から1週間は読まなくていいよ。あと、俺が入院してから1年後、2011年の1月にUPしようかと思っていたんだけど今の方がタイムリーかなと思って今日から始めるよ!

そう、入院したのは2010年の1月18日。しかし、今思えば体調に少しずつ異変を感じ始めたのは…前の年、2009年の年末ぐらいからだったな。

では、その前史から振り返ってみましょうレッツらゴー!

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12月の、いつどの辺りからおかしくなってきたのかははっきりと記憶していないが、覚えているのは年末年始マニアの俺が、師走の雰囲気を感じようと大晦日アメ横に行ったり、初詣めぐりをしに元日の都内をグルグルまわっていたときだ。なんだかとにかく喉が渇くのだ。

都内をまわるのによく使うのは地下鉄だ。地下鉄のホームに、足でペダルを踏んだらピュって水が出る冷水機があるじゃん?アレ。何故かアレがとてつもなく愛しく思えて、降りたホームで見つけるたびに水を飲んでいた。デパートのトイレ前にある冷水機でも喉を潤していたな。こんなに冷水機が愛しく思えたのは、高校のときの夏休み。…そう、炎天下での部活中の休憩時間以来だ。現在はどうか知らんが、当時俺が通っていた高校は学校内に冷水機などなかったので、休憩時間になると隣接する町営の体育館までダッシュしてチベたい水をグビグビと飲みに行き、休憩時間終わりのギリギリまで冷房の効いた廊下で冷たい床の上に寝転んでいたのだ。

おっと、話が逸れた。年末年始に起こったそんな状態は自分の行動とともにはっきり覚えている。時期的にはそれと前後してだと思うが、俺は以前から健康のためによくウォーキングをしていて、その頃は歩いている途中、これまた飲料の自動販売機がメチャメチャ愛しくなってしまった。歩くたびに途中で何か飲み物を買うのはなんなので買いはしなかったが、自販に並んでいる飲料…当時は冬だったので、ホットココアとかコーヒーとかの缶を見ているとたまらない気持ちになった。

さらにおかしいのはその頃、俺のパソコンのブラウザにある“お気に入り”には、いくつかの“飲料レビュー系ブログ、HP”が登録されていたのだ。「これはこんな味で凄く美味しい。これはイマイチ」などのレビューを読むのが楽しかったのだろう。う~む…凄い精神状態だ。

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そして新年を迎え、日が進むにつれ俺の体調はどんどんと下降線を辿っていくのであった。

元日の浅草~九段氏~芝に続いて、1月3日には葛飾柴又へと初詣に行ったわけだが、このときもやたらと喉が乾いてたなあ。マイカーで行ったんだが、行きの車中で“ウルトラマンサイダー”、帰りにはペットボトルのお茶を空けた。飲んでも飲んでも俺の喉は渇いていた。

1月4日からは、Twitterでのつぶやきが激減している。1日に10回、20回とつぶやいていたのが、5回…1回と減っている。フォロワーの皆さんに「Twitter疲れじゃない?」と心配してもらったりして、そのときは自分もそうだと思っていた。Twitter疲れというか、それも含めて精神状態の問題。「俺は最近、何か疲れているんだ…」そう思っていた。

ブログの方は1エントリーにつき書く文章の長さが段々減っていったが、まだなんとか書いていた。

1月12日、ミッシェルガン・エレファントの映画『"THEE MOVIE"-LAST HEAVEN 031011』を観に行ったことがブログに書いてある。この日は冷たい雨が降っていたのを覚えている。午後イチの回を観る前に、駅前のドトールで軽く昼食を食べた。ココアとジャーマンドッグを頼んだのだが、これが全然美味しく感じなかったのだ。口の中がなんかパサパサしちゃて。そこから上映開始までのわずかな時間にも、シネコンが入っているパルコの上階にある図書館で冷水機を発見し、また水をグビグビと飲んでいた。映画を観終わって帰宅する際、「やはり体調がおかしい。雨の中出てきちゃったけど、風邪気味なのかな」と思い駅のホームで…そう、そのときは自分の身体に重大な変化が起こっているとはつゆ知らず、ちょっと元気をつけようと“リアルゴールド”をグビっと飲んだのであった。ちなみにリアルゴールドは100ml中のエネルギー量は56kcal。ノーマルなタイプのコカコーラ45kcal/100mlより高いのだ(1缶の内容量は少ないけど)。元気になろうと思って飲んだのに、当時の体内状況を考えると、とんでもない逆のことをしていたのだ。

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ついに1月12日、Twitterのつぶやきが途切れた。1月13日の日記には、「旅に出たい」と書いてあるのだが、ここでも「ビジネスホテルの部屋に置いてあるお茶飲みたい」なんてことが書いてある。有給休暇をとって一泊の一人旅を何度かした時期があったが、そのときはべつにホテルのお茶なんてどうでもよかったし、コンビニで冷たい飲み物を買ってきて、無料のお茶には手をつけないときもあった。もう体調のせいで旅への憧れと喉が渇くのがごっちゃになってわけの分からないことを書いていた。そして、そのお茶に言及した一言を最後にブログの更新も途絶えた。

つづく

糖尿病治療の手びき―患者さんとその家族のための糖尿病治療の手びき―患者さんとその家族のための
(2006/02)
日本糖尿病学会

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