手に入れたのは10年ぐらい前だったか、中田商店で買った米軍パーカーがオークションで落札されたのでお別れすることになりました。
真冬に着るコート的なモノを探して店員さんと話しているとき、「やっぱ民間じゃなくて本物ですよ!」と勧めてもらったのを思い出します。
職場の人たちに「ロシアに行くんですか?」とか言われたのも思い出します。ロシア軍じゃねぇよ。
これを着て新宿を彷徨っていたら、『本の雑誌血風録』エンディングでの椎名誠みたいな気分になったことも思い出します。
毎冬毎冬、活躍してくれていましたが、昔は「なんだよお前?ミシュランマンかよ!」といった理由で大否定派だったダウンジャケットを導入してからはその防寒性と手軽さからダウンに活躍の座を奪われてしまい、出番が少なくなっていたのです。
で、よく考えるとよ、家で洗濯できないような冬物アウターを何着も持っていて、「持っているんだから着なくちゃ」と、控え選手的な位置にある服も交代で何回か着て、シーズン終わりに3着とか4着みんなクリーニングに出すと、それで服がもう1着かえるぐらいの出費になるのな(と、語尾が急に変る)。
なので、他のチームで活躍の場があればと、このたび放出することにしました。
ありがとう、さようなら。M-65パーカー。
『さらば青春の光』に出てくるのはM-51だけど。
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