ジェフ・ゴールドスミス日記

ファッションとグルメ以外のこと。

恋のヘキサゴン〈2008mix〉

スティーヴ・ミラー・バンド / グレイテスト・ヒッツ (1978)

Steve Miller Band / Greatest Hits: 1974-78

西の方から台風が近付いてきているが、まだ私のいるこの場所に大きな影響は出ておらず、時おり上空の雲が多くなるが概ね晴れていて、吹いてくる風が気持ちよく、昼間もそこそこ快適に過ごせた。そんなときにはやっぱウエスト・コースト・サウンドだよねっつうことで、先日のAORに続いて、スィテーヴ・ミラー・バンドのベストを聴く。

夏の風を受けながら、ウエスト・コースト・ロックの乾いたサウンドを聴いているとなんともいえない気持ちになる。

ライナーを読んで初めて知ったが、スティーヴ・ミラーに関しては洗練されてスマートなサウンドの印象しか持っていなかったので、同じ西海岸でも、グレイトフル・デッドクイック・シルヴァー・メッセンジャー・サーヴィスなどのサイケデリック・ロックとのリンクについては少々意外だった。1969年のアルバム『ユア・セイヴィング・グレィス(Your Saving Grace)』にはクイック・シルヴァー・メッセンジャー・サーヴィスのニッキー・ホプキンスが参加しているとのことだ。(前後関係はスティーヴ・ミラー・バンド→クイック・シルヴァー・メッセンジャー・サーヴィスなのかな?ようわからん)

このベストに収録されている時期はポップな音だが、元々はブルースよりというか、もっと泥臭い感じだったようだ。

そして、1969年までは、バンドにボズ・スキャッグスも在籍している。この辺の人脈をみていると、ヒッピー、サイケデリック文化から爽やかなウエスト・コースト・サウンド、都会的なAORまでの変遷が複雑に絡み合っていて面白い。…しかし、それを整理してちゃんと把握するのは難しそうだな。

グレイテスト・ヒッツグレイテスト・ヒッツ

(1998/08/26)

スティーブ・ミラー・バンド

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