キング・クリムゾン / レディース・オブ・ザ・ロード~ライヴ~1971-1972 (2002)
King Crimson / Ladies of the Road
『アースバウンド (Earthbound)』の少し前の時期(一部食い込んでいる)の演奏をコンパイルしたライヴ盤だ。
どれも“コレクターズ・キング・クリムゾン”シリーズで既に収録されていたテイクらしいが、まあみんな、
元気いっぱい聴いてくれ!
そんじゃな!
…いや、違うんだ!問題はDisc2なんだ!
『スキッツォイド・メンPT.1~11』として、『21世紀の精神異常者(21st Century Schizoid Man including Mirrors)』の間奏部のみを繋ぎ合わせて50分の曲にしてしまっているのだ。もちろん、イントロから最初の歌パートがあってだが、そこからず~~~~~っと、様々なライヴのインプロヴィゼイションが繋ぎ目なしに編集されて繰り出されるのだ。
これは・・・どうすればいいだろう?まあ、交際したて、まだ初々しい関係ののカノジョとドライヴってときにカーステでかけるといいと思うヨ!エンドレス・リピートで。
このディスクと、『21世紀の精神異常者』ばかりが収録されているミニ・アルバムの『スキッツォイド・マン』があればもう完璧だぜ。
バカヤロウ!!
もちろんリリース物に関してはロバート・フリップが全権コントロールしているのだろうが、マジメな顔してどこまでが本気でどこからが冗談なのか分からない。…とか言ってたら「全て本気だ」と怒られそうだな。
さらには、怒涛のインプロヴィゼイションに食中毒を起こしそうになる頃、最後はまた歌パートに戻り大団円を迎える!…と思いきや、そのままバッサリと、中途半端なタイミングでカット・アウトしてしまうのである。
演奏のブレイクのタイミングでもなく、フェィドアウトでもなく無理矢理な感じで唐突に…
そして、しばしの無音が続き、またインプロヴィゼイション部が姿を現す。
「こうゆうことか。これでちゃんと終わるのか…」と安心していたらまたカット・アウト。
それで今度こそ本当に終わり。「長らくのご愛顧、誠に有難うございました」と閉店の挨拶もなしに。
もう…もうわからん。
もっと言うと、ちゃんとしたライヴ盤であるはずのDisc1最終曲『クリムゾン・キングの宮殿(In The Court Of The Crimson King)』も見事にカット・アウトされている。
と、ゆうことで、みんなも聴いたり聴かなかったりすればいいんじゃないかな!
ワハハハっ!
レディース・オブ・ザ・ロード(紙ジャケット仕様)
(2008/03/26) |