ジェフ・ゴールドスミス日記

ファッションとグルメ以外のこと。

制服が邪魔をする

ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズ / ラスタ・レヴォリューション (1974)

Bob Marley & The Wailers / Rasta Revolution

 

1970年に発売された『ソウル・レベルズ(Soul Rebels)』から、曲の一部を入れ替えて1974年に出たこのアルバム。手元にある盤は1991年にCD化されて、発売から間もない頃に購入したものだが・・・ボブ・マーリーの作品を『バーニン(Burnin')』でも『ライヴ!(Live!)』でもなく、なんでコレを最初に買ったんだっけ…?忘れた。

…忘れた、忘れたよ、なんでだっけ?人生はディスク・ガイドどーりにはいかネエなぁ。

まだ、曲によってはレゲエのプロトタイプといった趣もあるこのアルバム、奇才、リー・ペリーのプロデュースだけあって、エコーの質感や低音の出方が異様で面白い。

レゲエの表現自体がまだ未完成だったので後のアルバムにはない“ヘンさ”が魅力だったりする。

元々ブレイク前に作られたシングル集で、さらに曲の入れ替えもあったこの作品は他のオリジナル・アルバムと単純に比較はできないが、ボブ・マーリー・ファンの間ではどのような評価になってるんじゃろか…?

ピュアでピースフル、しかしどこか邪悪なグルーヴも感じられたり…不自然なまでに強調されたエコーと低音が酷暑に焼かれるアスファルトの上で、今日も陽炎のように揺らいでいるのじゃった。

RASTA REVOLUTIONRASTA REVOLUTION

(2009/09/15)

BOB MARLEY & THE WAILERS

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