ジェフ・ゴールドスミス日記

ファッションとグルメ以外のこと。

泡盛心中

ドノヴァン / サンシャイン・スーパーマン (1966) 

Donovan / Sunshine Superman

今日は久しぶりに朝から雨が降っていた。夏は夕立があるから雨自体は頻繁に降っているんだけどね。

今日のようにシトシトと降り続ける雨は久しぶりな感じ。

そんな雨の日のテンションで聴きたいのがドノヴァンの『サンシャイン・スーパーマン(Sunshine Superman)』だ。雨なのに“サンシャイン・スーパーマン”とはこれいかにだが、まあその表題曲も“太陽がギラギラ熱中症”な内容なワケではない。

全体的にテンションが抑え目なので、雨雲が空を覆っていているような日にピッタリだ。パーカッションのリズムと幻想的なシタールの音色、ドノヴァンの声、シュールリアリスティックな詩が心地よく響くのだ。

ギターでレッド・ツェッペリン結成以前のジミー・ペイジが参加しているが、ツェッペリンで聴かれる様なハードな演奏ではない。しかし、ペイジにとってブルースと双璧を成し、ツェッペリンの音楽をよりいっそう深いものにした一方のルーツ、トラッド・フォークを基調としたアコースティック・ギターのプレイを・・・と書きたいところだったが、どうもアコースティック・ギターはドノヴァン本人が全て弾いているっぽいし、エレキ・ギターもペイジとエリック・フォードといった2人がクレジットされていて、どの曲のどれがペイジのギターかは我輩には聞き分けられないのであ~る!ハハハっ!!

B面1曲目の『魔女の季節(Season of the Witch)』は、アル・クーパー、マイク・ブルームフィールド、スティーヴン・スティルスの『スーパー・セッション』でも取り上げられている。

まあちょっとアンニュイな日にはピッタリのアルバムなのだ。

・・・とか書いていてなんだけど、アンニュイどころか、風はビュービュー吹いているし、けっこう荒れ模様だったな今日は。

ということで今日の気分とはあんまし関係ない気がしてきたところで、そんじゃ!

サンシャイン・スーパーマンサンシャイン・スーパーマン

(1997/05/21)

ドノヴァン

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